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Naoki.
「いずれにしろ」と僕は言った。「少し考えさせてくれないかな?」「考えるのはもちろんあなたの勝手よ。でもね、良い? 発言には責任が伴うのよ」と彼女(猫)は言い、前足の爪の長さを点検し始めた。自分の発言のことは完全に棚に上げてしまっているようだ。何ならカギのかかる箱の中に収納してしまっているのかもしれない。そしてそのカギはトイレにでも流してしまっているのだろう。今世紀中には見つかりそうもない。「カリカリはダメですよ?」と彼(猫)は言った。「カリカリはダメか」「カリカリはダメよ」「カリカリはダメです」「カリカリをリストに入れようとするなんて、おかしな人ね」「カリカリは、ダメ、と」と言いながら僕は手帳に“カリカリはダメ”とメモ書きした。 プレゼント企画どうしようか。 カリカリはダメらしい。

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