-さんの部屋
2020年6月27日31
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ダイニングの一角。アボリジニの管楽器ディジュリドゥを中心に、全体的にトライバルな雰囲気にまとめています。このディジュリドゥは子どもの頃、父から貰ったオーストラリア土産。お土産用のレプリカでなく、車をチャーターし8時間飛ばしてアボリジニの村まで赴き、直接買い付けたという本物。これを買うためだけによくもまあそんな時間と労力を割いたものだと思いましたが、変なところが熱い人でした笑親にお小遣いを貰ったり、何かを買ってもらう事も殆ど無かったので、今となっては私の宝物。腹の底に響くような独特の音はまるで神聖な大地のリズムの様で、奏でると不思議と身体に力がみなぎってきます。プロフィールにも少し書きましたがこの家は元々天文台の一部なので深い山の中にあり、夜は一寸先も見えないくらい真っ暗、自然の音以外何も聞こえません。その中でキャンドルの灯りのみを灯してこれを奏でると、まるで自分も自然の一部になれるような気がします。都会は便利で何でも手に入るかもしれません。だけど、田舎には大切なものだけが残っているように思うのです。花器を飾った台はティキ神をモチーフにした丸太のスツール。ハワイのもの。左側にもう一体あり、普段は2脚ともサイドテーブルとして使っていますが、来客時には本来の椅子として大活躍してくれます。天井にハングしたココナッツランプはバリのもの。コードが野暮ったいので、光触媒のフェイクグリーンを絡ませ目隠ししています。点灯すると浮かび上がる原始的な渦巻き模様が、ディジュリドゥの装飾と壁に飾ったアートに合っているかなと、個人的に気に入っています。葉っぱの様なものはガラス製の壁掛け時計。ハンガリーのもの。ここにきて突然欧州。笑だけど結構馴染んでる不思議。この家では、こんな風に時間がわかりにくい時計を敢えて選ぶことで、時間から解放される様に仕向けています。

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