記事 ~2025年 2/20~ 現在、落葉から芽吹きです ※庭植え、植え替え等可能です ■ シソ科 宿根草(耐寒性多年草)冬季半常緑〜落葉種 ■ 学 名 : Perovskia atriplicifolia ■ 別 名 : ペロフスキア 、サマーラベンダー など ■ 花 期 : 夏〜秋 ■ 草 丈 : 70〜100cm前後(生育後・花丈も含む) ■ 株張り : 60〜90cm前後(生育後・環境差がある) ■ 耐寒性 : 強い(−15℃〜−25℃ ※環境差がある) ■ 耐暑性 : 強い ■ 日 照 : 日向〜やや半日陰 ■ 原産地 : 中央アジア(主な自生地) ■ お届けの規格 9〜10.5cmポット苗 銀灰色の葉茎がすっと伸びて直立する すっきりとした爽やかな草姿 ラベンダー色の花とのバランスも良い 水はけ良く植えると夏越しも容易 花後と冬は短くカットすると姿が美しく育つ 〜担当スタッフのコメント〜 「サマー・ラベンダー」の名前があるセージですが、少し気難しい本当のラベンダーよりも、よほど育てやすいのでおすすめです。 荒れ地や乾燥地でも元気に花を咲かせる強健種で、当店では長年のロングセラーです(1990年から販売しています) 葉や茎、草姿の美しさが魅力で、春に勢いよく新枝が直立していきます。春も葉が楽しめて、植栽に最適です。 気温が暑くなる初夏のころからツボミがつき始めて、蒸し暑い時期にシルバーの葉とラベンダー・ブルーの花を咲かせる様子は涼しげで、季節にぴったりです。 秋になると花が終わりますので、刈り込んでおくと姿が整い、秋にも葉が茂って観賞することができます。 冬になると落葉し、地上部は枯れますが、この趣ある枯れ姿を冬の庭で観賞する上級テクニックもあります。 春までに短く刈り込んで、芽吹きに備えましょう。 ↑春頃 新枝の葉、茎とも白くなり美しい ↑春頃 枝がよく伸びます ↑初夏頃 すっきりとした立ち姿は植栽を爽やかにまとめます ↑初夏頃 ツボミの様子 ↑初夏頃 サルビア ネモローサと。葉色とブルーの花が似合っています ↑夏頃 葉色に合うラベンダー・ブルーの花を咲かせます 少しやせ地を好むことから、メドウーガーデンやナチュラルガーデンに使いやすく、こぼれ種で殖える植物と組み合わせることが、プロの間では定番です。 常に葉色が美しいので観賞期間が長いこと、こぼれ種系の草花には案外、夏咲きのブルー花が少ないので、組み合わせ用に重宝すること、などの理由で人気があると思います。 ↑メドウガーデンに映えるロシアンセージ(中央) 〜植え場所と剪定について〜 丈夫で育てやすい花ですが、植え場所が重要です。 「セージ」の名前はありますが、実際にはサルビアではなくペロフスキアという植物であり、サルビアとは好む環境が異なります。 理想的には「日当たり、風通し、水はけが良い場所」「少しやせた土地で乾き気味の場所」「涼しい場所」がベストです。 逆に日陰、多湿、肥沃などの条件だと伸びるばかりで倒れやすく、支柱を立てたり剪定を繰り返すことになります。 好条件が満たされた場所や、夏に涼しい地域では草丈が伸びにくいため、剪定を行わなくても良い姿でたくさん咲きます。冬に低く切り戻す程度で、あとは放任でかまいません。 それ以外で、伸びすぎてしまう場合、花数を増やしたい場合に剪定を行います。 剪定方法は 春の枝が伸び始める頃、低めにバッサリと切ります。 分岐して伸びたら枝先を切ります。(2回目の剪定は不要な場合も) 夏の花後~秋の前には低くバッサリと切り戻して姿を整えます。 冬に落葉したら再び短く切って越冬させます。 このように場所によっては年4回ほど切った方が良い場合もあります。 よく伸びる場所では放任にすると倒伏するだけでなく、株元が太く木質化して切れなくなるので、剪定をしながら枝数を多く、細かくしておくとよいです。 若うちは鉢植え、寄せ植えなども可能です。成長の早い大型の種類なので、いずれ庭植えがおすすめですが、剪定を こまめに行えば鉢植えでも長年育てることができます。 お届けする苗について(当店は寒冷地です) 通年、栽培管理を行いながら販売しておりますので、お届けの季節により苗の状態は様々です。おおよそ下記のとおりですのでご参照ください 春〜夏 芽吹き〜開花前〜開花中または花後剪定済み 秋〜冬 花後剪定済み〜紅葉中〜落葉の途中 冬〜春 温管理していますので冬は葉がありません枯れたような芽が残りますが、春になると、この芽が吹きます また、根も冬になると枯れて、更新し春に新しい根を出します ↑苗の様子 春頃 ↑苗の様子 夏頃 ※季節により姿は大きく変化しますので参考程度にご覧下さい お届けが「ブルースパイヤー」「タイガ」など品種物の場合がありますが、原種に比べて、ほとんど差がありませんので品種として区別しておりません。 基本的な管理日 照寒冷地日向 暖 地日向耐乾性普 通ある程度耐えます耐湿性普 通ある程度耐えますが高温多湿を嫌います剪 定花後に短くカットすると姿良く再び咲く 冬は3節ほど残し切り戻し、株を休ませる肥 料春か秋が適期 (ほぼ不要、生育が思わしくない場合のみ)増 殖株分け 挿し木消 毒目立った病害虫はありません