シンプルかつオーソドックスなデザインで人気No.1の定番クロック、「RIKI CLOCK 」
大きめの12個の数字、太さ、長さにメリハリのある針を使用し、時計としても最も基本な見やすさということを重視しながら、
コストパフォーマンスとシンプルかつ軽やかなデザインを意図しています。
枠体のプライスウッドは熟練の技術で、正確な円形と仕上げの美しさを表現しています。
月差何秒という、きわめて正確な掛時計が作られるようになった今、デザインもそれにふさわしいものをと心がけました。
あまりにそっけなく無表情なものでも困りますが、かといって、すぐにあきのくるような刺激の強いデザインは避けなければなりません。
小さな土俵の中での、針と文字の絶妙なバランスに苦心しました。
ご愛顧頂ければ幸いです。
■Lemnos
1984年時計メーカーとして独立。著名なデザイナーとプロジェクトを組み、常に新しいことにチャレンジしているブランドです。
ときには凛と佇む花のように、ときには光輝く宝石のように。毎日のなにげなく、
何度も目にするものだからこそ、あなたのいる空間を豊かにする存在であってほしい。この思いを大切に数々の名品を発表してきました。
素材と対話し、その素材が持つ魅力を最大限に引き出す。その結果、移りゆく時間とは裏腹に時が経っても色あせないデザインが生まれます。
革新的かつ永続的な美しさを提案し続け、グッドデザイン賞をはじめ、国内外で数々の賞を受賞し高い評価を得ています。
■渡辺 力 / Riki Watanabe
1911年東京生まれ。1936年東京高等工芸学校(現 千葉大)木材工芸科卒業後、ブルーノ・タウトが指導をしていた群馬県工芸所を経て、
1949年渡辺力デザイン事務所を設立。1952年ローコストの椅子 「ヒモイス」 で注目を集め、
1957年、トリイスツールと円形センターテーブルがミラノトリエンナーレで金賞を受賞する。
1972年にデザインした日比谷第一生命のポール時計が代表作として広く親しまれている。
戦後日本のデザイン黎明期に革新をもたらしたパイオニア的な存在である。