連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.062 2017年5月7日更新

シンプルをナチュラルに、豊かに楽しむ住まいづくり〜misaeeeさん〜［連載：RoomClip_新人ユーザー紹介］

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、「必要以上を持たない暮らし」を実践されているmisaeeeさんと、そのお住まいをご紹介します。自然素材が生む温かな雰囲気と、洗練された造形の美しさに魅せられる穏やかな空間を覗いていきましょう。

今回ご紹介するのはこの方です！

misaeeeさん

主人の同級生に設計をお願いして、2016年秋にマイホームが完成しました。子供の目が届きやすく掃除がしやすい、コンパクトなお家です。

妥協も無駄もない、心地よいコンパクトな暮らし

木の息吹を感じる、温かいシンプル

２階建て4LDKのmisaeeeさんのお住まいは、漆喰と木材に包まれた、贅沢なほどナチュラルで心地よい空間です。「必要以上を持たない」からこそ、必要なものにはとことんこだわられているように感じます。misaeeeさんが、「妥協なく仕上がった一番のお気に入り」と語るダイニングは、そんなこだわりを強く感じることのできる場所でした。桐の天井、漆喰の壁、無垢の床、一枚板のテーブル、北欧デザインのファニチャー……選りすぐられた上質な「必要」たちは、シンプルでありながらも確かな存在感を放つものばかり。天然の息吹や躍動感をそのまま暮らしに注ぎ込むような、木材の生き生きとした表情は特に象徴的です。

キッチン・ダイニングとは２段ほどの差をつけてつくられたリビングでは、また一味違う木の息吹を感じることができます。一枚一枚の木目が際立つ、市松模様のフローリングは思わずじっくり眺めてしまいたくなるほどです。飾り立てるのではなく、素材の表情や持ち味をたくみに引き出す工夫が、より上質なシンプルライフのベースにあるんですね。ちなみに現在は、まだ幼いお子様の安全に配慮して、クッションマットを敷き詰められているそうです。

研ぎ澄まされた造形美

「造形美」もまた、misaeeeさんのお住まいの魅力であり、特徴です。例えば、2階へ続く階段……。上っていくと、手すりが次第にアーチを描いていくのがわかります。シンプルな中に、そっと投入された遊び心のある造形はなんとも絶妙です。

階段の先にある寝室にも、さりげなく造形の遊びは潜んでいました。日本の伝統をモダンに表現した木の格子戸が、北欧デザインやナチュラルなインテリアに溶け込みつつも、程よいアクセントとなっています。格子戸には、採光を確保しながら、外からの視線を遮るという、現代の暮らしのニーズに添うメリットもあります。

住み手に寄り添う造作家具

2階には他にも、ご家族それぞれのプライベートルームがつくられています。子供部屋を見てみると、とても素敵な造作の勉強机がありました。お子さんが成長してからも、広々と有意義に使えるように、フレキシブルに形を変えられるディティールになっているそうです。シンプルだからこそ使いやすく、シンプルだからこそ飽きない、そしてシンプルだからこそ、柔軟に人の成長に寄り添える。misaeeeさんのつくるシンプルには、家族への「おもいやり」がたっぷり詰まっているから、温かく穏やかな雰囲気が漂っているのではないでしょうか。

「壁一面の本棚」というご主人の憧れを実現した書斎は、お気に入りを詰め込めるプライベート図書館のような空間。この本棚にはどんな本が並ぶのでしょうか？

misaeeeさんの住まいづくりには無駄がありません。けれど、妥協もないのです。必要を突き詰め、上質な必要を選りすぐるmisaeeeさんの豊かなシンプルライフ、是非参考にしてみてください。

misaeeeさん邸の間取り図

misaeeeさんのお住まいは、2階建て4LDKの間取りです。1階は、ひとつながりだけれども、段差でメリハリをつけた見通しの良いLDK。2階は、書斎・寝室・子供部屋と家族それぞれの時間を楽しめる空間に分かれています。いずれも、ナチュラルな素材感と「優しいこだわり」で、シンプルにコーディネートされています。