カイ・ボイスンが1940年代にデザインした木製のサンタクロースです。
袋と杖を持ったサンタクロースは、毎年クリスマスシーズンに飾るのが楽しみになるアイテム。
カイ・ボイスンの想像力に富んだ木製フィギュアは、子供にとっても大人にとっても非常に特別な魅力を持っています。
何世代にもわたって受け継がれるクラシックで素晴らしいアイテムです。
【カイ・ボイスン(1886-1958)】
カイ・ボイスン(1886-1958)は、Georg Jensen (ジョージ・ジェンセン)で修行を積んだ後、1910年に銀細工師としての道を歩み始めました。
カイ・ボイスンの名が一躍知られるようになったのは、1938年にシルバー用にデザインされたカトラリー。
戦時状況下で銀の供給が困難だったことから、当時珍しかったステンレスを用いて制作、1951年のミラノ・トリエンナーレ展に出品したところ、3年連続で最優秀賞受賞という快挙を遂げたのです。
彼の才能は金属だけにとどまらず、1930年代より制作を開始した木製オブジェの数々は、カイ・ボイスンのもう一つの顔となりました。
「動物のデザイン上の線 (line) は微笑み (smile) にならなければならない」、「木製の動物は本物の動物の真似であってはならない」などの信条のもと、今やデザインアイコンとなったモンキー (1951年発表) をはじめ、さまざまな動物たちは、デンマークのみならず、世界中の人々に親しまれています。