空間に「抜け」をつくるということを意識して。玄関から入って正面には、リビングから主寝室へと続くドアが位置しています。これを常に解放、代わりに透け感のあるオーガンジーのカーテンで間仕切りしております。ドアフレームから正面の窓へと視界が開けることで空間に縦ライン状の抜けが生まれ、奥行きと開放感が得られるからです。また、ドアフレームで切り取られる風景を1枚の絵画の様に眺めた時、純白のコンフォーターカバーに対して足元には印象的な深紅のムートンラグを敷くことで縦のラインを強調し、更に視覚的奥行きをもたせました。主寝室への入り口横にある小さな壁面には、大好きなヤナカンのセラミックアートを中心に、気に入ったアート作品を組み合わせて飾っています。PENAの手のオブジェは、カーテンフックとして実用化しました。見せる収納はしない主義ですが、実用的なディスプレイは大好きです。