「野菜うまし」さん、出番ですよ。野菜に農薬は怖いと思う人もぜひ読んで!長くなっちゃったけど、やはり薬剤だから用法容量を知っておこ!pic1毎年たわわに実る蜜柑の木。剪定が甘くて梅雨の時期に通気が悪かったりするとすす病に。だから予防をかねてシュッとね。花に直接散布はダメダメ事項。使用回数が収穫直前まで3回と限られてるので使用は計画的に。pic22年目のタピアン。2年目が荒地には丁度いい感じ。1年目は広がる前に雑草に巻き込まれてしまう。でも3年目になるとわずかに残るのみ。メンテ次第だろうけど2年草と考えるのがいいかも。※※※以下オタク話※※※「花いとし」と「野菜うまし」の成分について。「花いとし」の主成分はピレスロイド系の殺虫剤。低毒性で安全性が高いのが特徴。ペットのノミダニ駆除にも使われるので、その安全性の高さは確か。一方、マラリアを媒介する蚊に有効なほどの殺虫分はありながら低毒という点も特徴。でも河川や池などに流入すると水性生物に影響あり。食品安全上、野菜果物には不向き。総使用回数を超えると農薬使用基準違反にも。便利だからと過剰散布は厳禁。「野菜うまし」はジノテフランとペンチオピラドが主成分。ジノテフランは「花いとし」のピレスロイドに耐性がある害虫にも有効で、より幅広く使用できる殺虫剤。もちろん安全性も高い。ただし過剰な散布は禁止事項。ジノテフランは5回まで!もう一つのペンチオピラドは殺菌剤。作物に影響が出にくいのが特徴。つまり「野菜うまし」の方は殺虫剤成分と殺菌剤成分から成ってるわけだ。用途に応じて分量回数を守って使えばよく効く上に安全ってこと。