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レイトショーで観てきました。物語の視点が変わる度に、次々と見えてくる事実との齟齬。観客はそれをはがゆい思いで見守るしかなくて。そしてクライマックス、嵐とともに最後のパートで明かされる真実は、救いととらえるべきか、それともそれは受難なのか。各場面で登場する人々が皆、怪物のようにも見えて、頭の中で終始「怪物だーれだ」を反芻していた。息が詰まるような閉じた世界での、ふたりの少年が魅力的すぎで。画面からは彼らの想いが溢れるようで自然と引き込まれてしまう脚本と映像でした。そして、このお話をそっと見守るかのような教授のピアノも。ラストの明るい陽射しは、彼らの行く末の象徴だと信じたいな。🎬️怪物2023年日本是枝裕和監督坂元裕二脚本坂本龍一音楽安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太
