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ガイのデスク。ガイと東雲の会話 その8(くらい)東雲 「旦那様 お呼びでしょうか」ガイ 「うむ。東雲、お前に改めて伝えておこうと思ってね。東雲、お前はこれまで良くやってくれた。本当に 有難く思っているよ」東雲 「旦那様、何を仰るのですか。わたくしは執事ですよ。旦那様のお世話をする事が使命でございます」ガイ 「私はそう長くはないだろう。お前も知っている筈だ。思えば16年前パリのカフェでギャルソンだったお前を見染めて、うちで働かないかと声を掛けた。話を聞けば 身寄りのないお前は、それを感じさせない屈託のなさで私を楽しませてくれたな。ついて来てくれてどれ程感謝している事か。ありがとう、東雲」東雲 「旦那様、何を気の弱いことを。感謝するのはわたくしの方です。どこの馬の骨とも知らぬ若造のわたくしをお屋敷に入れて下さいました。奥様のマサコさまと チュイルリーさまにお会いして、一目で上手くやっていける気持ちになったのでございます。わたくしは幸せ者です」ガイ 「東雲。マサコもチュイルリーも もうこの世にはいない。私の死んだ後の事は良いようにしてある。この屋敷もお前に遺すように手配はしてある。だからそのまま住んでくれて構わないのだよ」to be continued ...

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