2014年12月20日170
2014年12月20日170
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「あなたアレに似てるわアレ、えーっと何だったかしら…」こたつから出てきた彼女が唐突に話し掛けてきた。「あ！そうそう！モップ！2年間毎日みっちりビル清掃に使ったやつ！もちろんトイレのよ？…あー思い出せて良かったわ、それじゃあね」と言ってまたこたつに入って行った。モップだと！？いや、ちょっとそれはあんまりじゃないかな、にゃーにゃー言いやがって、と思ったけど、余計なこと言ってあの爪で引っ掻かれたら堪らないしなあ…と考えると腰が引ける(余計なこと言ってるのはあっちだけど)。トイレのよ？じゃないよまったく。「モップって美味し…」「…くないからちょっと黙っててもらえるかな朔太郎」しまった、彼に当たってしまった。ひえー、と言って玄関の方に行ってしまった。まあいっか。それにしてもモップだよ？
