ソファに寝転がりぼんやりテレビを観ていると、彼がキッチンの方から何やらゴロゴロとこちらに転がしてきた。咥えるには重そうな物だった。何だろう。「これを食べてみたいです!」と彼は言った。僕は起き上がり、それを手に取る。シーチキンだった。「うーん、これは味が濃い目だから朔ちゃんにはちょっと合わないんじゃないかな?」と言うと「そうですか。しょぼん」と彼は残念そうに俯いた。口でしょぼんなんて言うんだな、かわいいなこいつ、と思ったら危うくプルトップに手を掛けそうになってしまったが、さすがにそれは思い留まり、シーチキンを戸棚の奥へしまった。彼はこちらをチラ見し「しょぼん」ともう一回言って彼女の元へ走って行った。「…ダメでした」「ちゃんと言う通りにしたの?」「はい、ちゃんと言いました。ところでしょぼんって何ですか?」「魔法の言葉よ。でもあの人には伝わらないみたいね。現実的過ぎるのね」なるほど、彼女の仕業だったか。最近は政治家のように手が込んできている。騙されるのはいつも国民だな、と思いながら僕はテレビを消す為にリモコンのスイッチを押した。
ソファに寝転がりぼんやりテレビを観ていると、彼がキッチンの方から何やらゴロゴロとこちらに転がしてきた。咥えるには重そうな物だった。何だろう。「これを食べてみたいです!」と彼は言った。僕は起き上がり、それを手に取る。シーチキンだった。「うーん、これは味が濃い目だから朔ちゃんにはちょっと合わないんじゃないかな?」と言うと「そうですか。しょぼん」と彼は残念そうに俯いた。口でしょぼんなんて言うんだな、かわいいなこいつ、と思ったら危うくプルトップに手を掛けそうになってしまったが、さすがにそれは思い留まり、シーチキンを戸棚の奥へしまった。彼はこちらをチラ見し「しょぼん」ともう一回言って彼女の元へ走って行った。「…ダメでした」「ちゃんと言う通りにしたの?」「はい、ちゃんと言いました。ところでしょぼんって何ですか?」「魔法の言葉よ。でもあの人には伝わらないみたいね。現実的過ぎるのね」なるほど、彼女の仕業だったか。最近は政治家のように手が込んできている。騙されるのはいつも国民だな、と思いながら僕はテレビを消す為にリモコンのスイッチを押した。
爆笑!(≧∇≦) 朔ちゃん操られてるし!笑 私も今度その魔法のコトバ使ってみよ。
@mm.factory さん 最近いいように操られてますね笑。サクがごはんを要求して、ミシェルが食べるみたいに笑
手前の丸い黒いのは何だろう?と思ったら、ゴミ箱なんですね! こんなかっこいいゴミ箱があるんだ(゚o゚;; 今回はコメ読むより先にゴミ箱に心を持っていかれました♡
@yuri51 さん ありがとうございます!そうなんです、これ踏んでパカっと開けるゴミ箱なんです。いい感じですよ★
@Naoki. 朔ちゃんの可愛さの方が推せるとミシェルは踏んでいるのですね。ツンデレ真骨頂ですねw
まじ店だよ!こんな店にいってみたいよ♡(´-﹏-`;)
@akilove6 さん ミシェルはもう既に性格がバレてますからね笑
@YUKI さん 店にする為にはもう少し細かいところにこだわらなくては(´Д` )