疲れた土壌を元気に
岩手県北地域の伝統的な木炭窯で製造した粉炭に木酢液をしみ込ませた木酢入土壌改良剤です。
粉炭と木酢液を混ぜ合わせることで、木酢液の有機酸により木炭のアルカリ性が中和され、有用微生物のすみかとなる炭の働きが向上すると言われています。
炭が持つ多孔性の構造は、ライター1本分の大きさでテニスコート20面以上の表面積となると言われています。
・農業用では、1aあたり20〜30kgを使用。
・家庭では、土壌分量の15%程度をよく混ぜ合わせて活用。
■粉炭の特徴
(1)土壌中の微生物の増加、通気性、吸水性の向上
炭の持つ多孔性の構造が有用な微生物のすみかとなります。また、多孔性の構造が土壌の通気性、吸水性を助けます。
(2)ミネラル分の補給
炭には植物の生長を促進するミネラル分が含まれております。
(3)酸性土壌の調整
木炭のアルカリ性の性質が酸性土壌の改善を促します。
(4)悪臭、湿気対策
炭の多孔性構造により、悪臭や湿気を取り込みます。
(5)融雪、根の伸長促進
土壌に撒くことで炭の黒色が太陽光を取込むため、融雪用にも利用されています。
また、植物の根が炭に向かって伸びるとも言われています。
■木酢液について
木酢液とは、木炭を製造する際に発生する煙の成分を冷却し、得られた水溶液です。
水分が約90%で、残りの約10%には酢酸、フェノール類、アルコール類などの約200種類もの有機成分が含まれています。
主に農産物での土壌改良材や植物活性等に利用されており、その他に畜産での利用、害獣虫被害の予防、ゴミや有機物の消臭などで利用されています。
有機農産物の日本農林規格において、「肥料及び土壌改良材」として認められています。
■谷地林業■
岩手県久慈市山形町で、木炭製造、造林、木材チップ製造といった森林の活用と整備を通じた事業を行っています。
平成30年には木炭生産では初めての内閣総理大臣賞を受賞しました。
「東北再生可能エネルギー利活用大賞」(東北経済産業局主催)において最優秀賞を受賞するなど、SDGsにも取り組んでいます。