夜の梅(小倉羊羹)
切り口の小豆が夜に咲く梅の花を思わせる。
「春の夜の闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠るる」『古今集』(春の夜の闇は無意味だ。梅の花の色が見えなくなってしまうが、その素晴らしい香りだけは隠れようもない。)
『夜の梅』は、切り口の小豆を夜の闇に咲く梅に見立てて、この菓銘がつけられました。
とらやを代表する小倉羊羹です。
おもかげ(黒砂糖入羊羹)
遠い日の面影を蘇らせる懐かしい黒砂糖の風味。
「おもかげ」とは、記憶に残る人や事物を思い起こさせる、奥ゆかしい言葉です。
黒砂糖の独特の風味に、食べた懐かしい昔を思い出す方も多いことでしょう。とらやでは、沖縄・西表島産の黒砂糖を使用しております。