アレナリアの名で一般に多く流通している種は南西ヨーロッパの山岳地に分布するアレナリア属のモンタナ種(Arenaria montana)です。\nノミノツヅリ属のなかでは栽培しやすく、枝垂れて育つ株に白い花を一面に咲かせる宿根草です。\n\n高温多湿を嫌うので、一段高くなったレイズドベッド花壇やロックガーデンに植えつけ、夏の過湿に注意します。\n鉢で育てる場合は、砂や軽石などを混ぜた水はけのよい土で植えます。\n\nただし、多湿に弱い反面、土を完全に乾かすと枯れてしまうので、5号以上の鉢に植えて、夏でも土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水を与えましょう。\n\n涼しくなる秋になると旺盛に成長するので肥料を施したうえで切り戻しを行い、冬までに株を大きくします。