やや小ぶりのおかず皿、カレー皿といったサイズ感で幅広く使える六寸皿。読谷村にある住まいとつながった工房で、子どもの元気な声を聞きながら日々作陶を続ける野本周さんの陶器です。作り手の野本さんご本人が1番好きだという「オーグスヤー（沖縄の緑釉）」の色味が鮮やかで美しい一枚。 ■工房 ：ノモ陶器 ■サイズ ：Φ18cm*H3cm ●ノモ陶器製作所とは 陶工・野本周（のもと しゅう）氏が読谷村で営む工房。幼い頃から民芸・工芸親しんで育ったという野本氏は同じ読谷村の「陶芸 城」で修業を積んだのち独立。オーグスヤ（緑釉）やコバルトなどののびやかな色使い、大胆な筆致が特徴とする等身大の作陶を続け、沖縄県内だけでなく、全国にもファンを増やしています。 ●やちむんとは 「焼き物」を沖縄風に発音した言葉で、沖縄でつくられる陶磁器を指します。ぽってりとした厚みのある形や、南国らしい鮮やかな色彩と大胆な絵付けを特徴とするほか、「生がけ」「白化粧」といった技法も独自の特徴とされています。最も知られた作り手としては、壺屋とのちに読谷で作陶を続けた金城次郎が1985年に琉球陶器の技能保持者として人間国宝に認定されています。 やむちん