170mmの補助として作った キッチンツールキャニスター130mm キッチンツールには短いものもあるので、170mmだけではすべて納まりません。そこで、小振りなキッチンツールを立てられて、カトラリースタンドにもなるアイテムがあれば便利なんじゃないかな?と考えてキッチンツールキャニスター130mmを作りました。2016年3月発売、キッチンツールキャニスターの二作目です。170mmと130mmを組み合わせれば、ほとんどのキッチンツールが納まります。スコープアパートメントでは箸立ても使っていますが、収める量が少なければ菜箸も170mmに立てられるので、箸立てまで買う必要はありません。僕の130mmによく納まっているのは、キッチンバサミ、しゃもじ、いろいろなヘラ、グレービーレードルです。170mmに比べると130mmは少しユルい形をしています。その面白味のある独特なフォルムを、僕はとても気に入っています。170mmと130mmを並べると、大人と若者のようなバランスに見えるのも魅力です。キッチンツールキャニスター170mmと130mmの組み合わせは、これからもスコープ永遠の定番になっていくと思います。 これを作った理由 キッチンツール立ては、口が窄まっていて、収めた道具が広がらないで欲しい。そして底は広く安定していて欲しい。日々使っていると、そんなふうに思うのですが、意外とそういう形は見つかりません。理由は簡単で、口が窄まった焼き物(袋物とも呼ばれる)は、お皿やボウルのように大量生産できないからです。石膏型に液状の陶土を流し込み、時間をおくと石膏が水分を吸い、型に沿って土が固まっていきます。いい厚みになったら余分な土を排出し、乾かして型を外せば成型完了。この方法は一つの型で一日に作れる数が限られ、どうしても手間がかかります。そういう背景があるから、口が窄まったキッチンツール立ては少ないのですが、僕はやっぱり使いやすい形が欲しかった。だから、自分が使いたいと思うキッチンツール立てを作りました。 カラーについて キッチンツールキャニスターは、スコープ倉庫近隣の陶磁器メーカーで生産し、宅配便を使わず、物だけをスコープ倉庫へ納品してもらっています。そうすることでゴミも減り、余計なコストも省け、価格を抑えることができます。ただし、複数の工場で生産しているため、どうしても色差が生まれます。その色差を小さくし、色味を整えるために、2025年にリニューアルしました。キッチンで使うための4種類は、130mmのグレーに揃えています。もちろん今でも色差はあり、光の当たり方によっては違いが強く見えることもありますが、全体の色味は揃っているので、以前より統一感があります。 シリコンシートを敷こう キッチンツールキャニスターは陶磁器ですから、底にヒビが入ったり、割れることもあります。そうならないよう改良は重ねているのですが、どうしても割れることはあります。それを防ぐために、スコープのキッチンツールキャニスター130mm専用シリコンシートを作りました。シリコンはキャニスターの内側の底にピタッと付くので使いやすいです。ただ、剥がすのは大変ですから、テーブルナイフの先を使うなどして、取り外してください。また、先の尖った道具がシリコンシートに穴を開け、破れることもあります。そうなったら、すみませんが買い替えてください。このシリコンシートを敷くと、スコープのキッチンツールキャニスターをより安心して愛用できます。 コピー商品のこと プルーフオブギルドがデザインした、スコープのキッチンツールキャニスターのコピー商品が広く販売されています。スコープは卸売をしないので、スコープオリジナルアイテムのキッチンツールキャニスターがスコープ以外で販売されることはありません。スコープのキッチンツールキャニスターは裏印にスコープの記載があり、ウミウチワ柄の布で包まれています。2025年10月から、台拭きとして二次利用できるガーゼ地に変更しました。 スペック 材質 半磁器 寸法 130mm:約φ120×H135mm / 口径約70mm / 430gシリコンシート:約φ90×厚み2mm 生産 Made in Japan 備考 食器洗浄機 : ○ 購入前に確認ください ・ 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきはどれにもあり、良品としています。