人気のマーク・ロスコです。北欧のモダンなアートです。抽象的なアートは飾る場所を選びません。
Mark Rothko/マーク・ロスコ1903生まれ。(1903~1970)
ジャクソン・ポロックやウィレム・デ・クーニングとともに戦後アメリカの美術家で最も有名な1人としてみなされている。
ロシア帝国時代のヴィテプスク県ダウガフピルスで生まれる。
1923年秋、ニューヨークににいる友人を訪れたさい、ヌード・モデルをスケッチしている生徒を見て、芸術家になることを決める。
初期のころにはパウル・クレーやジョルジュ・ルオーの影響を大きく受けた。
1930年代に出会ったミルトン・エイブリーは彼にプロの芸術家の人生のアドバイスを与えた人物として多大な影響を与えた。
ロスコ自身はこれらの絵画は、人間の表現を自己完結したものとして、有機的な形態を地層のように重ねているという。
一見単純にもみえる、彼独特のアートスタイルは突然ひらめいたものではなく、長年の彼のアート活動の中で生まれたものだった。
そして象徴である水平で、帯状のモチーフは、ネイティブ・アメリカンアートとヨーロッパのシュールリアリズムを持ち合わせた作品の象徴になった。
1949年に自立する長方形や、2~3個の長方形を重ねて、エッジをフリーハンドで描き、そして明暗を微妙に調節し、感覚的な色合いに仕上げた。又、あいまいな半透明に仕上げ、凹凸をつけたり、滑らかにしたり、ブラッシングしたりと、技法によるコントラストを持たせた。
1952年にニューヨーク近代美術館で開催された『15人のアメリカ人』展でロスコは、ジャクソン・ポロックやウィリアム・バツィオーツと並んで、正式に抽象表現主義のメンバーとして紹介された。