一点ずつ丁寧に作られた「本物のククサ」
フィンランドのパッカタイデ社で一つひとつ職人の手作業で作られた本物のククサです。
波打つような杢目が特徴のカーリーバーチから削り出されています。独特の曲線を持つククサのハンドル。
ハンドルの穴に指を通して持つと手にしっくりとフィットするのが分かります。カーリーバーチの特徴的な美しい杢目は二つと同じ物がありません。
底部にフィンランドのククサ職人であるマルコ氏の銘入りです。
【本物のククサである条件】
木彫りのカップ=ククサではありません。ククサと呼べるには条件があります。
本来、ククサというのは白樺(バーチ)のコブ材から掘り出すものです。それ以外ではカーリーバーチが使われます。
パッカタイデのククサは、発祥の地フィンランドの職人がひとつひとつ手作りしている正真正銘本物のククサです。
重たい比重を持った非常に貴重な木材で、それらに起因する頑丈さが特徴。
そしてカーリーバーチも同様の特徴を持ち、多くはプーッコナイフのハンドル材に使われています。
因みにククサは本来ブラックコーヒー専用のカップであり、しかも洗ってはならないそうです。
使用後は出がらしのコーヒー豆を内側に刷り込んで豆の油でコーティングして叩き落とすだけ。
使っていくうちに、いつしか黒光りするようになります。
■本場フィンランドでは
愛着のあるククサが破損してしまった場合、食器用樹脂(パテ)や樹木のヤニに木粉を混ぜて亀裂を埋める補修をして大切に使われます。
木製品を大切にされるフィンランドらしい、是非とも見習いたい文化です。