おすすめのハンガーラック5選！サイズや機能ごとに紹介

ハンガーラックの選び方

ハンガーラックを使うメリット

洋服をハンガーに掛けた状態で収納できるハンガーラック。収納アイテムとして取り入れるメリットとして、主に以下の5点が挙げられます。

特にコートなどの厚手で畳みにくいものや、シワが付きやすいシルクやレーヨンの衣類収納に重宝します。ラックの形状によっては、棚板やフックに帽子やバッグも収納できますよ。

ハンガーラックを選ぶ5つのポイント

ハンガーラックを選ぶ際のポイントは、下記の5点です。

順に、チェックポイントの詳細を解説します。

目的と設置場所に合わせて、形状の検討をつける

まずは、ハンガーラックを取り入れる目的を確認しましょう。クローゼットに入り切らない衣類を収納する、サブアイテムとして使うのか。もしくはメインの収納としてたくさんの衣類を掛けるのか。または上着や部屋着などを仮置きする場所として、ハンガーラックを導入するのかなどが考えられます。

次に、ハンガーラックを置く場所を検討しましょう。玄関、リビング、寝室、子ども部屋など、選択肢はさまざま。寝室にラックを置く想定であっても、収納するものがコート類であれば、玄関やシューズクローゼットに設置したほうが使い勝手が良いかもしれません。また、よく着用する部屋着や羽織ものを掛けるのであれば、リビングにラックを設置してもよいでしょう。

下記5つのハンガーラックタイプをチェックして、想定している目的と設置場所にはどのタイプのラックが適しているか絞り込みましょう。

玄関やリビングでのちょい置きに便利なスリムラック

お出かけの際の上着や帽子、バッグなどを収納する場合は、スリムラックがおすすめ。幅や奥行きがコンパクトなラックは設置場所を選びません。動線を邪魔したくない玄関やリビングにも設置しやすいですよ。帰宅後すぐに上着やバッグを片付けられるので、お部屋の散らかりも防止できます。

一人暮らしに便利な収納付きのコンパクトラック

ある程度の収納力は確保しつつ、省スペースに衣類を収納したい場合は、収納付きのコンパクトラックがおすすめ。ハンガーバーだけでなく棚板や収納バスケットがついていれば、吊るしにくいバッグやファッション小物も1カ所にまとめて収納できます。スペースが限られた一人暮らしのお部屋で活躍してくれます。

横幅を抑えながらたっぷり収納できるダブルタイプ

設置場所のスペースが限られているものの、たっぷり衣類を収納したい場合はダブルタイプがおすすめ。ダブルタイプとはバーが前後または上下の2段構造になっているハンガーバーです。バーが1本のシングルタイプに対し、1.5〜2倍程度の衣類が収納できます。ただし、衣類が重なると通気性が悪くなったり洋服が取り出しづらくなるため、厚みのないスリムなハンガーを使うのがポイントです。

インテリア性と収納力を兼ね備えたワイドラック

クローゼットに加えて、サブアイテムとしてハンガーラックを取り入れる場合はワイドラックがおすすめです。シンプルでおしゃれなデザインが多く、インテリア性も重視したい場合にぴったり。幅90〜110㎝程度のラックにゆとりを持たせて洋服を掛ければ、ショップのようなディスプレイ収納に。基本的に見せる収納になるため、同じテイストの洋服で揃えるとおしゃれにまとまります。

クローゼット代わりになる大容量のボックス型ラック

クローゼットがないお部屋の場合は、収納力が高いボックス型ラックがおすすめです。デザインによっては目隠しできるカーテンがついていたり、引き出し収納やミラーがついたものも。目的と設置場所に合わせて、便利な付加機能がついたラックを選ぶと便利です。ただし、収納力と比例してサイズも大きくなる点に注意。左右または前面が開いたデザインを選ぶと、圧迫感がでにくいですよ。

バーの幅・高さ・耐荷重をチェックする

ハンガーラックは、バーの幅、高さ、耐荷重も重要です。収納したい衣類の量や丈に合わせて、サイズの検討をつけておきましょう。一般的に、薄手の洋服であれば枚数×2.5〜3㎝の計算で、必要なバーの幅が算出できます。この記事で紹介するおすすめアイテムも、同じ計算で掛けられる洋服の枚数目安を出しています。通気性や取りやすさを重視する場合は、枚数×4㎝で算出してください。

また、バーの高さは150cm程度あれば、長めのコートやワンピースが床につきません。お子さんが使う場合は、高さ100㎝程度のラックか、高さが調節可能なものを選ぶとよいでしょう。

耐荷重は、バーや棚板ごとに決まっています。ハンガーラック全体の耐荷重だけでなく、パーツごとに数値が表示されているラックを選ぶと安心です。薄手の春夏ものは約0.3kg、パーカーやジャケットなどは約0.8kgを目安にするとよいでしょう。

あると便利な付加機能をチェックする

ハンガーラックには、キャスター、棚板、バスケット、フック、引き出しなどの付加機能がついている場合があります。設置場所や収納したいアイテムに合わせて、あると便利な機能をチェックしましょう。

キャスター付きであれば楽に移動ができるので、床の掃除やレイアウト変更がしやすくなります。カバーやカーテンが付いたタイプは、目隠しやホコリ避けに便利。横幅や高さを調整できる伸縮式ラックは、お部屋の間取りぴったりに設置したい場合や、収納する衣類の量が変わる場合におすすめです。

素材とデザイン性をチェックする

ラックの形状やサイズが絞り込めたら、素材ごとの特性やデザインもチェックしましょう。ハンガーラックの素材は、木・アイアン・スチールが主流です。木とスチールなど異素材をバランスよく組み合わせたデザインは、幅広いインテリアにマッチします。

デザインは、主に色、表面の素材感（光沢の有無など）、形状の3つのポイントに分けられます。ハンガーラックを目立たせたくない場合は、床や壁の色と揃えたり、他の大型家具と同じ素材・質感を選ぶとよいでしょう。

軽量で温かみのある木製ラック

木製のハンガーラックは、温もりのある素材感とやさしい色合いが魅力です。本体は比較的軽量になりますが、スチールやアイアンに比べると耐荷重が小さい傾向があります。たくさんの衣類を掛けたい場合は、スチールやアイアンの本体に、部分的に木を取り入れたデザインを選ぶとよいでしょう。

最も丈夫なスチール製

スチールは鉄に炭素を合成して強度を高めた合金です。そのためアイアンよりも丈夫なのが特徴。耐荷重が大きいスチール製のハンガーラックは、たくさんの洋服を収納したい場合におすすめです。粉体塗装が施されたものは、塗装が分厚くはがれにくく、サビに強いですよ。

マグネットがつきやすいアイアン製

アイアン素材はスチール同様丈夫な素材。マグネットがつくので、フックなどを組み合わせて使いたい場合におすすめです。また、重量があるため移動させずに据え置きする場合に選ぶとよい素材でしょう。ヴィンテージ風やインダストリアルインテリアにマッチするデザインが多いのも特徴です。

組み立て式か完成品かチェックする

最後に、購入するハンガーラックが組み立て式なのか、完成品なのかも確認を。

なお、お手頃価格のハンガーラックはほとんどが組み立て式です。商品説明に組み立て時間の目安や、必要な道具（六角レンチなど）が付属しているか記載がある場合は、確認しておくと安心です。

完成品は組み立ての手間がかからず、かつ丈夫なのがメリット。価格と手間のバランスによっては、完成品または組み立て工数が少ないラックを選ぶとよいでしょう。