RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、映像をはじめとした視覚的ギミックを取り入れながら、洗練された暮らしづくりをされているAkkyroomさんと、そのお宅をご紹介していきます。高級感があり、どこか未来的な魅力を含む、胸高鳴る素敵な空間を拝見していきましょう。
今回ご紹介するのはこの方です!
30代の男ひとり暮らしです。大きな環境の変化に伴い、今年3月にリフォーム済みの築古マンションを購入しました。仕事はテレビのディレクターをしています。週末も、写真や動画撮影、デザインなどクリエイティブな趣味を楽しんでいます。
ロマンが詰まった、都心のモダン
眺望まで含める、開放的なレイアウト
Akkyroomさんは、東京の真ん中にある2DKのマンションで、悠々自適なひとり暮らしを満喫されています。ひと目惚れしたという眺望を取り込んだインテリアは、開放感も高級感もたっぷり。スマートにインテリアに溶け込んだ、存在感抜群のロードバイクは、室内の余裕を象徴するようですね。眺望、植物、そしてリゾート感のある家具……どことなく海外の雰囲気も漂わせる非日常感は、視覚はもちろん、ワクワクと心まで躍らせてくれます。
テレビディレクターというお仕事柄もあり、テレビやPCといった、大きめのモニターもしっかりとあります。でも、Akkyroomさんのつくり出す空間には圧迫感がありません。その理由としては、内装全体がハイトーンのホワイトベースであることと、バルコニーへ続く大開口があるということはもちろんでしょう。加えて、大型のものを部屋の角にスッキリと集めるレイアウトやウォールミラーで演出する奥行き、そして抜け感や角のない家具といった、Akkyroomさんならではの行き届いたこだわりが、開放感をより洗練していきます。
ギミックあふれる、爽快なリビング
こちら側は、2DKのひと部屋を割いたリビングです。ロースタイルで家具を最小限に抑えたレイアウトによって、ホワイトオークの床の爽やかさが際立っていますね。奥の壁にあるたっぷりとした余白には、プロジェクター付きのシーリングライトから、気分にあった映像が映し出されます。最先端の技術とリラックスしたインテリアの融合は、こんなにも贅沢で充実した眺めをつくり出してくれるのか……と思わず感嘆が漏れます。
Akkyroomさんによる、視覚的なギミックは最先端技術によるものばかりではありません。ちょうど、バルコニーの正面にあたる壁に施されたウォールミラーも、格子状に取り付けることで演出される室内窓のような雰囲気や、眺望を映すことで室内外の境界をあいまいにする感覚など、さまざまな魅力ある効果を空間にもたらしているんです。
ちなみに、プロジェクター付きのシーリングライトでは、大画面で『Zwift(ズイフト)』を満喫♪これなら、家からなかなか出られない日が続いても、雨の日が続いても、好きな時に世界中をサイクリングできますね。運動不足ともきっと無縁です。現代ならでは暮らしの楽しみ方を、心地よくリラックスした雰囲気の中にうまく取り入れる。そんなAkkyroomさんの暮らしにあふれる魅力のベースは、常に人の意識の最先端をとらえることにアンテナを張っているからこその、ウィットにあるのかもしれません。
都心を見渡す、最高の場所
Akkyroomさんの一番好きな場所は、やはりひと目惚れした眺望を最も楽しめるバルコニーです。もともとは、郊外にビルトインガレージを建てたいと、あれこれ検討を重ねていたそう。そんな時、たまたま出会ったのが、この物件でした。間取りも好みではなかったし、本来の想定とも異なるにも関わらず、内見から一時間後には契約申し込みをしたと話してくれました。
なるほど、日々過ごす都会の喧騒を嘘のように感じさせるこの眺望……都心の異なる一面、ギャップに目も心も奪われますね。広々としたバルコニーに、植物やテーブルをセットし、雰囲気を充実させれば、昼間の眺望も夜景も、より贅沢に独り占めすることができます。
夜になると、日本なのか異国なのか……、家なのかリゾートなのか、ゆっくりとまどろむように、いろいろな感覚の境界を曖昧にしていく、不思議な雰囲気に包まれそうです。
けれども、Akkyroomさんのお住まいが魅力的なのは、この眺めがあるからだけではありません。Akkyroomさんのウィットとセンス、バランス感覚で、この眺めや間取りをブラッシュアップしているからこそです。たくさんの発見をくれる住まいづくり、今後もチェックしてみてください。
Akkyroomさん邸の間取り図
Akkyroomさん宅は、記事作成段階では2DKの間取りです。ダイニングと続くひと部屋をリビングとして開放し、バルコニーに面したLDKとしてレイアウトされているのが特徴でした。ちょうどこちらの記事を作成させていただいている間に、リビングと寝室の間の壁を取り除くリフォームをされたとのことで、現在はワンルームです。より開放的で、自由と余裕を楽しむ粋な空間になっています。惜しみなく進化を続けるAkkyroomさん宅、ぜひお見逃しなく!
Akkyroomさんへの5つの質問
お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください
バルコニーから明治神宮や代々木公園の緑を眺められるので、部屋からバルコニーまでを含めたトータルコーディネートを意識しています。また、床の木材のカラーが薄いので、インテリアも重々しくならないように選別しました。バルコニーのタイルもオフホワイト、鉢も白色にして、圧迫感が出ないように心がけています。
インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください
15年近く使っているカリモクのソファーと、イームズのチェアが気に入っています。以前はレトロモダンが好きでしたが、この部屋に住みはじめてから、イームズの世界観のほうがマッチすると感じました。そこで、イームズとスチールフレームのデザインが似ている、イサムノグチのサイクロンテーブルを新たに仲間入りしました。
インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください
ウォールミラーによる、DIYフェイク室内窓です。入居前にリフォームされたばかりの部屋でしたが、マンション自体は築50年の古い物件です。間取りも昔ながらの2DKでした。狭い部屋を少しでも開放的にしたいと思い、室内窓のリノベーションや壁の撤去なども考えましたが、ひとまず導入してみたのがこれなんです。RoomClipでも導入されている人がいて、皆さんのアイデアを参考にDIYしてみました。白い壁だったところが、ウォールミラーのおかげで、バルコニー側の景色が映り、開放的になりました。
また、バルコニーの鉢にそれぞれソーラーライトを仕掛けています。安価なものですが、暗くなりはじめると、自動的に点灯し、ホテルのエントランスのような感じになります。ちょっとリッチな気分を味わえます。
インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください
実は、RoomClipと同じ写真を、Instagramでもインテリア専用アカウントとして掲載しています。ちなみに、部屋の写真は、毎回RAWで撮影して現像処理をしています。外の景色に露出を合わせると、当然部屋の中は暗くなってしまうのですが、そうした調整も現像ソフトでいじりながら楽しんでいます。
結果的にスキルアップにもつながりますし、写真撮影の前は部屋の掃除も習慣になっているので、写真を通じて、自分の生活が循環しているような感じもします。
RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください
映像制作も趣味としているので、職業柄もあり、個人的な願望としては、どんどん広がりを見せている動画コンテンツをRoomClipでも導入されたら良いなと感じています。ルームツアーのようなムービーが増えると、ユーザーさんのひとつひとつのインテリアへのこだわりなども、新しい形で紹介していけるのかなと感じています。
Akkyroomさんのお部屋ギャラリー
クリックすると大きいサイズでみることができます。
Akkyroomさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!