「映画鑑賞もできる、あたたかくシックに魅せるバーキッチン」 by Ishiさん

「映画鑑賞もできる、あたたかくシックに魅せるバーキッチン」 by Ishiさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、シックだけれど大人の隠れ家的な遊びも随所に散りばめた魅力いっぱいの家づくりをされているIshiさんに、素敵なお住まいの中でもひと際こだわったというキッチンづくりのお話をたっぷりとお伺いします。バーのような雰囲気と家庭的なあたたかさ、その両方を不思議と兼ね備えたシンプルで奥深い空間がどのようにしてつくられたのかを紐解いていきましょう♪

30代夫婦と子ども2人の4人家族です。2022年、横浜市にアキュラホームで3LDK+DENの間取りで新築。夫婦共に料理好きなので、家の中で過ごす時間はキッチン周辺にいることが一番多いです。

家の、暮らしの、真ん中になる場所

Ishiさん宅のキッチンはフルオープンで、インテリアの中に溶け込んでいます。むしろ、LDKにおける『顔』と言っても過言ではなさそう。ご家族もゲストも、いつのまにかカウンターに集まってくる……そんなあたたかく包容力のある雰囲気があります。まずは、キッチンに込めた思いやこだわりを教えてください。

Ishiさん

「どこも隠さない、家のメインインテリアとなる見せるキッチンがテーマです。キッチンとして場が孤立しないよう、全体のインテリアと調和するデザインを選びました。また、家族のコミニュケーションの中心となるようにも工夫しました。グリルの前に立つとき、下ごしらえをするとき、バーカウンターでくつろぐとき、ダイニングテーブルに座っているとき、どこにいても何をしていても家族とコミュケーションがとれる配置を意識しています。」

全方向に開けたペニンシュラ

どこも隠さない。それを徹底し、実現し、扱いこなすには細部へのこだわりや気配りが欠かせないはずです。その根底に、コミュニケーションを据えられているんですね。きっとそれが、自然と醸し出される心地よいぬくもりの正体。そして、どこも隠さないキッチンは全方向に開けています。横付けのダイニングはもちろん、正面に広がるリビングやウッドデッキ、玄関の気配も何となく感じ取ることができそうですね。

ここからは、暮らしの真ん中にくるように計算されたキッチンならではの魅力とそうたらしめるこだわりをより深く掘り下げていきます。

キーワード1 目指したのはキッチンではなく、ダイニングバー

Ishiさん

「家を建てるにあたり、まず最初に出た希望が『キッチンをバーのようにオシャレにしたい!』でした。解放的なペニンシュラキッチン、黒のセラミックトップ、カウンターチェア、レトロなペンダントライト、折り下げ天井と間接照明。この要素を組み合わせることで、思い描いた通りの空間を実現しています。

+αのこだわりは、カップボードにお酒をディスプレイできることです。隠れ家バー的な雰囲気を楽しめます。キッチン側面のカラーとマッチしたカウンターチェアもポイントです。」

キーワード2 コントラストを意識した、背面コーディネート

Ishiさん

「カップボードはキッチンと同メーカー(クリナップ)のものですが、あえて色味を変えグレーにしています。主役となるキッチンのブラックを際立たせるのが目的です。キッチンを目にしたとき、背景となるカップボード周辺はグレーとシルバーの壁紙と家電で統一しました。」

キーワード3 料理をしながら映画鑑賞ができる

Ishiさん

「ピットリビングにして高さを抑え、テレビを壁掛けにしています。これによって、料理をしていても自然な目線から映画鑑賞ができるんです。キッチントップには何も置かずスッキリさせ、リビングとの空間的な繋がりもスムーズにしました。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

Ishiさん

「キッチンをバーのように楽しみたい方へ向けた、ピンポイントのおすすめです。天板はカウンターチェアを下に収納できるタイプを選ぶと、店舗のような非日常感がグッと増します。『キッチンはキッチン』という分けた捉え方をせずに、リビング、ダイニングと組み合わせると、より楽しみながら考えられました。おうち時間のバリエーションも広がっていくと思います。」

まとめ: キッチンでインテリアは変わる

キッチンは暮らしに不可欠です。そして、さまざまなスタイルや間取りの提案があります。だからこそ、キッチンしだいでインテリアの雰囲気は大きく変わるもの。独立させるか、繋げるか、一部だけ覗かせるか、フルオープンにするか……この選択ひとつで家のテーマが左右されることさえあります。だからIshiさんのように、キッチンを主役にするのもひとつの手。

でも、ただ主役にするだけで終わらないのがIshiさんのセンスでした。メインのブラックを引き立てる背面のグレーは、その正面に広がるリビングのアクセントウォールとも絶妙にリンクしています。ブラックをただ沈み込む色にしない照明使いはアートの領域。家電や酒類までインテリアとして活かすことで、生活感すらディスプレイに変えてしまいます。今回教えていただいたこうしたこだわりや工夫、そしてセンスの光らせ方は、きっと簡単にはたどり着けないものばかり。是非、素敵なキッチンづくりの参考にしてみてください。


Ishiさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

最近見た商品

リラックス空間を作る癒しの照明アイデア集

関連記事

RoomClipショッピングの関連リンク