連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.269 2021年7月18日更新

「日々を楽しみ無垢な心を育む、自然素材を活かした豊かな暮らし」 by kanaさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、天井から床まで無垢材の息吹を目いっぱい感じられる住まいづくりをされているkanaさんと、そのお宅をご紹介していきます。ナチュラルな中でこそ育める時間、丁寧な暮らしの魅力を紐解いていきましょう。

今回ご紹介するのはこの方です！

kanaさん

自然の多く残る場所に、無垢の木の平屋を建てました。便利なものを取り入れつつ、不便と自然を楽しむ暮らしをしています。

丁寧に日々を楽しむ暮らし方

無垢材とさりげないこだわりが活きる空間

マイペースなご主人と天真爛漫なふたりのお嬢さん、そして好奇心旺盛なkanaさんという個性豊かなご家族4人が暮らすのは、2LDKの平屋のお家です。無垢材をふんだんに使った室内は、思わず深呼吸したくなるほど開放的でナチュラル。木目がダイナミックな印象をつくり出す勾配天井が、空間をどこまでも伸びやかに感じさせてくれます。インテリアも住まいの風合いや質感に心地良く馴染むよう、シンプルかつ自然体なコーディネートをされているのが特徴です。

ナチュラルでシンプル……そこに素朴さ以上に丁寧さや緻密さを見つけると、ハッと息をのむことがあります。kanaさん宅は、まさにそんな瞬間がたくさんある場所。例えば、たっぷりと陽の光と柔らかい風を取り込める引き込み式の大きな開口、そこに掛けられたレースカーテンに注目してみましょう。普通なら見落としてしまうようなポイントかもしれません。でも、リネン混のさっくりとした風合いで、無垢材を活かした空間により溶け込みやすいように選ばれています。さりげなくアクセントをつけた、裾の『ウェイト巻ロック仕上げ』がお気に入りだと、kanaさんは教えてくれました。

心地よく時間を共有できるレイアウト

LDKの始点にある造作キッチンも、内装の素材とリンクしていてとってもナチュラルです。フラットなスタイルにすることで、家族みんなで調理がしやすいようにされたのだそう。また、ペニンシュラですがパントリーまでを含め回遊できる間取りになっているため、柔軟な動線が確保されています。

そして、キッチンの背面カウンターの流れにはお子さんたちのスタディースペースが続いています。キッチンとの一体感が絶妙ですね。ここで宿題など日々の勉強をすれば、『ここがわからない！』というSOSにご家族が即座に対応できます。家事をしながら横目で頑張るお子さんたちの気配を感じられるのは、ご両親側からしても安心ではないでしょうか。相互の安心がもたらす心の余裕は、最高の学習環境と言えるかもしれません。ちなみに正面は窓で開放感も抜群。その両サイドはマグネットボードになっているので、親子の伝達事項や苦手のメモなどを貼っておくことができる仕様です。

散りばめられたワクワクするギミック

kanaさん宅は平屋ですがはしごがあります。それは、お子さんたちが『どうしても階段が欲しい』と切望したことで、ロフトができたから。ロフトはキッチンの横にあるため、スタディスペース同様に家事をしながら、くつろぎながら、なんとなく気配と声を感じていられる場所にあります。まるで秘密基地のようなここに、お弁当を持ってふたりで晩御飯……そんな可愛らしい一幕が時にはあるのだそうです。子供も大人も幸福感で満たされること間違いなしですね。ちなみにこのはしごは、目に付きにくいところに隠せるように、廊下の部分に引っ掛けを作っているとのこと。まだはしごで遊ぶには早い小さなお子さんが遊びに来たときの対策もばっちりです。

トイレの壁は子育て世帯だと、50音やその年覚える漢字の一覧などを貼ることも多いのではないでしょうか？でも、案外貼ってあるだけだとマンネリ化して、あまり活用されないということもしばしば……。kanaさん宅は、そこをホワイトボードにすることで、見ていて飽きることのないワクワク感をつくり出していました。知らず知らずに家族のコミュニケーションも増えそうですね。

kanaさん宅からは、シンプルでナチュラルなインテリアの醍醐味だけでなく、日々を丁寧に楽しむ暮らしの在り方も学ぶことができます。ぜひ、引き続きチェックしてみてください。