「暮らしの真ん中でミニマルにシックに佇む、絵になるキッチン」 by gavasさん

「暮らしの真ん中でミニマルにシックに佇む、絵になるキッチン」 by gavasさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、さらりと艶をまとうシックな住空間づくりをされているgavasさんに、キッチンのこだわりや工夫をお伺いしていきます。雰囲気づくりのコツはもちろん、機能美を追求するテクニックも教えていただくことができましたので、さっそくチェックしていきましょう。

2019年2月に新築建て替えし、2021年1月からRoomClipに参戦させていただいてます。DIYが好きで家具やインテリア、子供グッズを粛々とつくっています。こだわりはシンデレラフィット。デッドスペースにすっぽり収まる、さも造り付けかのようにすることで部屋の雰囲気を崩さないDIYを楽しんでいます。

全てを見渡せる、家庭の司令塔

gavasさん宅のキッチンは、絵になります。キリッと引き締まった黒と白のコントラストの中に、落ち着いたトーンの木目でぬくもりを加える力加減が絶妙ですね。そこにスパイスを利かせているのが、シャンパングラスを逆さにしたような、シンプルながら存在感の際立つペンダントライト。どんなことにこだわると、完成度の高いキッチンを生み出すことができるのでしょう。まずは、キッチン全体のこだわりから教えてください。

gavasさん

「間取りの中心にキッチンがくるように考えました。1階のど真ん中に鎮座したキッチンからは、目の前のリビングや右手の和室、左手の浴室・ランドリーなどすべての部屋が見渡せます。我が家の司令塔になっています。」

見つめられる場所

家族の暮らしと家事の起点=司令塔という価値観が、間取りにもしっかりと現れているんですね。あらゆる場所を見渡せるということは、あらゆる場所から見つめられる……視線を集める場所でもあります。だからこそ、キッチンの佇まいも自ずと洗練されていったのではないでしょうか。

ここからは、どのように洗練されていったのかの過程もわかる、キッチンに込められた工夫の詳細に迫ります。『キッチンをスッキリ魅せたい、バーのようなシックな空間にしていきたい』こんな風に考える方は特に必見の、コーディネート、収納、動線計画のお話です。

キーワード1 重厚感と統一感にこだわった、シックな雰囲気

gavasさん

「家全体を通して、落ち着いた大人な雰囲気を目指しているので、キッチンのコーディネートもそれに倣っています。ダイニングセットや家電に至るまで色や質感にこだわり、重厚感と統一感を求め揃えました。その甲斐もあり、かなり理想に近付けられたと思います。唯一、心残りなのは黒天板のセラミックキッチンにしたかったものの、予算の都合で断念したことです。」

キーワード2 お手入れに気を揉まない、ミニマルな環境

gavasさん

「オシャレに見せる収納には憧れもありますが、我が家の場合は夫婦そろって掃除が苦手……嫌いなんです。調理器具や調味料、雑貨などを出しておいても、お手入れに気が回らず油やホコリまみれになるので、基本的に、ものは全て収納してミニマル化しています。」

キーワード3 動作を最小化できる場所につくる、ものの定位置

gavasさん

「全て収納するスタイルなので、料理をする時は必要なものを取り出す作業からはじめなくてはなりません。ちょっとした手間と時間ではありますが、毎日のことだとストレスになるので、なるべく使う場所の近くに定位置がつくれるように考えています。距離は最短、動作は最小でものの出し入れができる仕組みです。例えば、調味料類はIHの下、その背面にフライパンや鍋、ザルやボウルはシンク下といった具合。食器は1軍・2軍それ以外と、使用頻度に分けて収納しています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

gavasさん

「現在使っているキッチンの『ストレスポイント』を見つけて改善していくと、いつの間にか自分のお気に入りのキッチンになると思います。DIYで収納を作ったり、壁紙やタイルを貼って気分を変えてみたり、お気に入りの家電をそろえたり。次は何しよう…と想像するとワクワクしますね。

また、ライフスタイルは刻々と変わっていきます。家族が増えてお弁当作りが始まったり。自分の好みや価値観だって変わるかもしれません。その度に見直してみると、必然的に自分の理想なキッチンになっていくんじゃないかと、私自身も日々キッチンと向き合いながら考えています。」

まとめ: 自分にとって最高最適の雰囲気を知る

人によってストレスになるポイントも違えば、『最高!』と感じるものも違います。だからまずは、向き合うことが大切なんですね。自分にとって何が良くて何がダメなのか。ダメな部分はどうすれば快適に変えられるのかを考え、実践するのがいいキッチンへの近道なのだとgavasさんのお話を伺っていると感じます。

そして、いい雰囲気を生み出すのは全体の眺めや佇まいだけではなく、日々の使い勝手に寄り添う収納スタイルや無駄を省く定位置づくりの工夫にもあるのだなと気が付きました。色合いや質感が心地良い、そして使いやすいから、全てが満ち足りていきます。そんな場所が司令塔としてあるお住まいは、とてもカッコイイです。素敵だな、とお話を聞き、なるほどな、と納得させてくれるスマートに工夫とこだわりを詰め込んだgavasさんのキッチンづくりからは、きっとたくさんの気づきを得られます。ぜひ参考にしてみてください。


gavasさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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