連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.407 2024年4月7日更新

「トラディショナルと抜け感を携えた、モダンスタイルの平屋」 by memeさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、ダークカラーを基調にしつつも心地良い抜け感もある、ハンサムな空間作りをされているmemeさんと、そのお宅をご紹介します。

今回ご紹介するのはこの方です！

memeさん

大工の夫が建ててくれた、モダンスタイルのお家です。前職はインテリアコーディネーターをしていました。今はのんびりとマイホームを楽しんでいますが、まだまだやりたいことがあるため、夫の力を借りてお家を作り込んでいきます♪

カッコイイを堪能する暮らし

いつも『好き』と出会えるインテリア

鹿児島県在住のmemeさんご夫婦のお住まいは、大工のご主人が建てた3LDKの平屋です。はじめに教えていただいたのは、memeさんが暮らしの中で出会う好きな瞬間。朝起きて一番に見る景色です。ドアを開け、薄暗い隙間の先で柔らかい光を受ける大好きな柄。その手前で開くドア（Panasonicのクラフトレーベル）のトラディショナルでハンサムな佇まいも大好きなのだとか。ちょっと元気がない、やる気が出ない……そんな日の傾いた心もすっと持ち上げてくれそうですね。

でも、memeさんの好きな景色はまだまだいっぱいあるんです。というのも、間取りやインテリアを考える際に大切にしたことが『どこに入ってもすぐに好きが見られること』だから。寝室を出て、洗面に寄って、LDKに進んでいけば、心地よい採光に照らされたこだわりの床材やブラインド、キッチン、照明、テーブル……全部が飛び込んできます。

その中でも特に周りを見渡しやすいダイニングテーブルが、memeさんのよくいる場所。眺めが良いというのもさることながら、家中のあらゆる場所にアクセスしやすい機動力の高さも魅力なのだと話してくれました。

ダークカラーに溶け込む、華やかさと愛らしさ

memeさん宅のインテリアは、ブラック×ウォールナットが基調になっています。いずれも吸い込まれるような深みのあるダークカラー。それらで全体をそろえるとなると、重厚で落ち着いた空間になりそうなところ。でも、不思議とそこまでではありません。むしろ、ほんのりと軽く、柔らかく明るい……ときにはエレガントさも感じさせてくれるのがmemeさん宅の魅力です。それは、ダークカラーの中にmarimekkoの愛らしいテキスタイルが溶け込んでいたり、造花やドライフラワーによる華やかなくすみカラーが織り込まれていたりするからなのだなと気が付きます。

基調となるカラーを大切にしながら、そればかりにしないスタイリングセンスも抜群ですよね。ウォールナットに近いけれど、少し明るいブラウンを日用品で取り入れていたり、ホワイトよりのベージュをアクセントにしていたりと巧みです。

窓のもたらす開放感と、光と影の芸術

そしてなんと言っても重厚にし過ぎない立役者は、窓ではないでしょうか。室内窓を含め、memeさん宅では窓の配置が絶妙でどれもが良い仕事をしています。そこに掛けられたウッドブラインドの仕事ぶりも見事。窓に囲まれたソファで寛ぐとき、ブラインドの角度を調節すればどのタイミングでも心地よい採光を得ることができます。また、影のアートを無条件で楽しめるのも醍醐味。移ろいを味わいながら、いつまでも寛いでいられそうです。

ずっと居たくなるソファには、ずっと居られる仕掛けもありました。良いところにコンセントがあるんです。長く寛ぐとき、そのお供の体力が尽きてしまうこともしばしばだから、ここにコンセントがあるってとても安心です。ずっと寛いでいられます。

memeさんご夫婦の暮らしは、『カッコイイ』を堪能する暮らしでした。家そのものも、建具や家具のひとつひとつも、色も、全てのバランスが惚れ惚れするほどハンサム。でもたまに可愛さや、軽やかさ、風通しのよさや抜け感があるから、かっこよすぎて緊張するということはありません。心地よく寄り添える……そんな穏やかさであるのが素敵です。今後もご夫婦でより洗練していくご予定とのことですので、ぜひ引き続き注目してみてください。