RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回お宅を拝見させていただくのは、カリフォルニア州在住のMUSHroomさんです。祖父母が暮らしたこれまでの時間や、住まいの佇まいの良さを活かしながら、あたたかくカラフルに夢のような『今』を紡ぐ素敵な暮らしづくりに迫ります。

今回ご紹介するのはこの方です！

MUSHroomさん

カリフォルニア州の田舎にある築80年の小さな古いコテージに、家族4人＋ワンコで住んでいます。もともと祖父母の家だったところに、2年ほど前に私達家族が引っ越してきました。敷地内には大きな庭と、私の祖父（93歳、アメリカ人）が現在暮らす離れがあります。私にとっては小さい頃から通い慣れた『おじいちゃんおばあちゃんの家』なので、さまざまな思い出が詰まっている大好きな場所です。

いつもワクワク心弾む家

良いところはそのまま、少しずつ増やす新しい色

MUSHroomさんご家族が暮らすのは、祖父母から引き継がれたカリフォルニア州某所に古くからある2LDKのコテージです。離れの1DKには、もともとの住人であるお祖父様も住まわれています。そんなこれまでの思い出もたっぷり詰まった家を、少しずつ自らの手でメンテナンスしながら、より『今の家族らしい』色に育てるのがMUSHroomさん流の暮らしづくり。

最初に出迎えてくれる玄関ドアだって、そのひとつです。当初は白っぽい扉だったところを、鮮やかな青に塗り替えられています。そしてこの青が持つワクワク感を覚えたら、この扉の向こうにどんな景色があるのかとつい思いを巡らせて心が弾んだら、きっともう魔法にかかっているのです。

待っていたよと言わんばかりの愛犬さんに誘われた先にまずあるのは、褪せた色合いや素材の風合いでほのぼのとあたたかさを醸し出すキッチンです。でもそれらに相反するはずの青い扉が、ナチュラルにその空間に溶け込んでいるから不思議。とてもいいアクセントになっていて、全体の雰囲気に心地よい活気を与えています。バランスが良いとはまさにこのこと。

心地良く家族がまとまる食卓は、みんなのお気に入り

窓に面して家事ができる素敵なキッチンは、そのままずっと居られそうな場所ですが、さらにその先に進んでみました。するとすぐ現れた次の世界は、海外っぽい雰囲気のダイニングです。キラキラとした照明が掛かるテーブルの下で展開されるであろう家族団らん……笑顔が絶えることはなさそうです。『いってきます！』『おかえり』といった、明るく弾むご家族の日常が自然と目に浮かびました。

キッチンに組み込まれるように、すぐ横につくられたダイニングは実はとてもコンパクトな空間です。けれども、充実していてやっぱり長く過ごしていたくなります。窓の向こうに見える景色があるのも魅力的。こちらのダイニングは『Breakfast Nook』と呼ばれるスタイルで、ベンチコーナーをつくることで限られた空間を有効活用できるのが特徴なのだと教えていただきました。事実、居心地が良いから食事だけでなく、勉強や仕事、作業などさまざまなことをご家族みなさん好んでこの場所でされているそうです。

趣きと色と光で膨らむ家族の物語

さらにダイニングの先へ行きましょう。柔らかいカーテンの奥には、メインディッシュのようなリビングが待っていますよ。でもまずはその手前にあるデスクスペースをちらり。暖炉脇のスペースを活かしてつくられているところに、ふと歴史と異国情緒を垣間見ることができます。

そして、『さあ、リビングです！』と紹介したくなる、MUSHroomさんの暮らしづくりの粋が詰まった眺めをどうぞ♪『常にワクワクする面白くて楽しい空間』『絵本のような空間』がコンセプトだとMUSHroomさん。しっかり伝わってきます。だって、ワクワクせずにはいられないから。だけど、ほっと落ち着きもします。それは、カラフルと趣き（ほんの少しユーモアのスパイスも）が溶け合っているからかもしれません。

古い家とビンテージなインテリアの趣き、色、照らし反射する光、不意に出会う雑貨がくれる異国情緒……それらはまるで魔法です。MUSHroomさんのつくり出す世界は、1ページずつめくって進む物語というより、ワッと立体的な仕掛けで魅せる仕掛け絵本のような世界でした。楽しくて、心地良くて、いつも何か新しい発見がありそうな世界です。だからぜひ、引き続き注目してみてくださいね。

MUSHroomさん邸の間取り図

MUSHroomさん宅は2LDKの間取りです。今回は、玄関から続くキッチンダイニングとリビングを拝見させていただきました。他にも主寝室やキッズルーム、バスルーム……まだまだ魅力的な空間があります。DIYや快適な暮らしを叶えるアイデアがそこかしこにワクワクと一緒にありますので、要チェックです。

MUSHroomさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

MUSHroomさん

築80年の古い家なので、建物の雰囲気や良い部分を壊さないよう家具や雑貨もアンティークやビンテージ品でそろえています。食器や日用品などにも、なるべくプラスチックを使わずガラスや籠、布といった自然な素材を意識的に選ぶようにしています。また、私としては色をとても大切にしています。この家はとにかく古く狭いので、モノトーンでインテリアをそろえてしまうと殺風景になってしまうんです。子どももいるので、なるべくたくさんの色を取り入れながらカラフルで元気の出る、海外の良さも活かした雰囲気になるよう心がけています。照明にもこだわっていて、プラグインタイプを増やしつつ、たくさんの間接照明を取り付けて素敵な空間演出ができるように工夫しています。

RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

MUSHroomさん

最近ハマっているのはFire-Kingです。この家に引っ越してきてから特に好きになりました。家のビンテージ感にミルクグラスが凄く合うなと感じます。余裕があるときにネットでポチッと購入し、コツコツと集めています。ちなみに、『Etsy』というハンドメイド商品を多く取り扱うサイトで、Fire-Kingをよく購入しています。他には、雑貨や日用品を多く取りそろえる『ターゲット』というアメリカの大型スーパーも大好きです（笑）そこで取り扱っている『Hearth&Hand with Magnolia』というブランドが特におしゃれで、アメリカ人にもとても人気ですよ。ミッドセンチュリーな家具やFarm House系の雑貨が好きな方には特におすすめです。

RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

MUSHroomさん

買って良かったものは、バスルームのドアに取り付けたドアノブです。前述した『Etsy』というサイトで作家さんから直で購入しました。手作りとは思えないクオリティーなのに、値段はとてもリーズナブルでびっくり。少しだけ自分で手を加えて使っています。完成したドアノブは、眺める度に非日常的な気分をちょっぴり味わわせてくれます。そんなところがお気に入りです。

RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

MUSHroomさん

旅行です。なかなか行けませんが、一歩知らない世界へ踏み入れるとたくさんの出逢いがあります。行ったことのないカフェ、本屋さんやパン屋さん、レストラン、歩いたことのない道に入ると偶然に出逢える素敵な建物やウォールアート。『あぁ、これ可愛いな！家で真似したいな」と刺激をいっぱい与えてくれます。なので旅行には、お金を貯めて定期的にいきたいです。

RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

MUSHroomさん

まだまだ完成には程遠く、インテリア＆エクステリア関連でやりたいことが山のようにあります！私の目標は『常にワクワクする面白くて楽しい空間』と『絵本の中のような空間』をつくり出すことなので、これからもRoomClipユーザーさんたちに刺激をもらいながらインテリアづくりを進めていきたいなと思っています。そして、今回は海外ユーザーの私を取り上げてくださり本当にありがとうございました。とても光栄に思います。インテリアが大好きなのでこれからもRoomClipを通してさまざまな方と出逢い、勉強させていただきたいなと思っています。

MUSHroomさんのお部屋ギャラリー

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MUSHroomさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい！