連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.392 2023年12月17日更新

「英国ヴィンテージを軽やかに楽しむ、豊かな暮らしづくり」 by c___homeさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回はヨーロッパの家庭のような素朴と上質が共存する、豊かで心地よい暮らしづくりをされているc___homeさんと、そのお宅をご紹介します。

今回ご紹介するのはこの方です！

c___homeさん

小学生の双子の娘たちと、夫と私の4人家族で3LDKのマンションに住んでいます。ヴィンテージ家具やDIYで海外風インテリアを目指しつつ、家族みんながゆったり過ごせる心地良い空間にしていきたいです。

ヴィンテージとつくる、まろやかな時間

物語を感じるインテリア

c___homeさんご家族が暮らすのは、3LDKのマンションです。でもその中に一歩踏み入れると、そこが令和の日本であることをふわりと忘れてしまいそう。それは使い込まれてきたヴィンテージ家具の風合いや色合い、枝葉を伸ばす植物の自由な佇まいといった、いたるところからあふれる物語が外の世界の喧騒を取り除いてくれるからかもしれません。

英国ヴィンテージ家具を好まれるc___homeさんは、じっくりと心に馴染むアイテムを増やしながら、それらを活かしたインテリアづくりをされています。ヴィンテージ家具のある暮らしというと重厚な雰囲気になりそうな気がしていましたが、反するようにc___homeさんがつくる空間は明るく軽やかであるのも印象的です。時代を超え、歴史を刻んだ家具のどっしりとした趣きと、素朴で柔らかな全体のトーンのコントラストがとても絶妙だなと感じます。

好きと趣味の融合

ちなみに一番のお気に入りは、リビングの一画につくられた趣味の洋裁や刺繍のためのソーイングスペースだと教えてくれました。『好きなことを楽しむために、デスクはもちろん道具や照明までこだわって集めたお気に入りの場所です』とc___homeさん。ミシンこそ現代的ですが、それ以外の要素はまるで海外の絵本や古い映画の世界をそのまま現実に連れてきたかのよう。好きなことに向かう場所というのもさることながら、この様子は眺めているだけでもワクワクしてきますね。

横の壁を見ると、そこにも素敵な眺めがありました。棚を飾るドライフラワー、アート、そしてハンドメイド作品……言葉にするとバラバラです。なのに、なんとも言えない一体感。アートとリンクする刺繍作品、そのふたつを抜き出したようなドライフラワー、小さな空間に仕掛けられた物語に気が付いてしまいました♪c___homeさんの暮らしには、こうした心弾ませるさりげないコラボレーションがたくさんあります。

上質を軽やかに……

ただ、c___homeさんはコラボレーションを意図していないかもしれません。自然とやってのけているのではないかと感じるのです。あくまで純粋に心惹かれるものと、好きなことで暮らしを満たした結果なのではないでしょうか。背伸びしたり、カッコつけたりしない自然体にこそ、このまろやかさが宿るようにも思います。

そして、ひとつひとつ丁寧にこだわって選ぶからこそ上質が集まります。長く愛されてきたもの、長く愛していけるもの、研ぎ澄まされたデザインや自然と育つ風合いといった豊かさを感じる上質たちは、ほんの少しでもいい存在感。たくさん飾らなくても満ち足りるんです。c___homeさん宅の軽やかさの秘訣は、こんなところにもありそう。

c___homeさんのお宅には、穏やかでゆったりとしています。でもそれ以上に、それらをギュッと溶け込ませた『まろやか』という表現がとてもしっくりきました。眺めも雰囲気も、流れる時間までもまろやかで、たくさんの好きなものの魅力をじっくり味わえる……そんな暮らしのヒントをくれる素敵な日々に、今後もぜひ注目してみてください。