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芥子の髪飾りと愛らしい貌立ちが、まるでアプロディーテーのようなハンギングプランター。柔らかそうな丸い頬と唇、控えめに恥じらうように俯く仕草も何とも可愛らしく、一目で気に入り購入したものの、さて…どうしたものか。この美しい処女に似合う、何か…そう、可憐な花冠を被せた感じにしてやりたい。とはいえ見た目重視アイテムにありがちな、土が入る容積が殆ど無い、というかなり使えないパターン。しかも山の別荘という場所柄、乾燥しやすいハンギングは不向き、土が少ない=寒さ厳しい山では根へのダメージも大きいだろう…考えた末に、白のシクラメンを入れてみることに。シクラメンならばシェードガーデンでも十分開花が見込めるし、耐寒性が高く、根張りはかなり弱いのでこの狭さでも大丈夫かもしれない、乾燥については土の配合とマルチングで、自然の雨のみでも何とか耐えられるくらいにはもっていけるだろう…と。結果、1年経って、うまく馴染んでいい感じになって参りました。…………エテ公♂のおかげなんですけれどね、多分。と申しますのも、何か彼女を設置して以来、あのエロ猿め気に入ったのか毎度やって来ては馴れ馴れしくも猿の腰掛けにして、あまつさえ、マーキングのつもりなのか肥しを撒いて帰りやがるんですよ…一方のアプロディーテーちゃんはといえば以来、それはもう華やいで華やいで。淑やかな白花が似合う、花も恥じらう清純な処女だとばかり思っていたのに、結構なハードプレイがお好みだったようで…もうね、幻滅ですよ……
