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毎日 高速を往復2時間運転して 庭作りのご依頼をうけていたとき、視界の下半分はアスファルトの色で、左右も壁でグレーで 視界が開けてきたと思ったらセンスも景観もない色彩感覚もなんにもない看板だらけの世界だった。草花と違い見てみてと自己主張ばっかりの世界。おしゃれする気すら失せていた。もうわたしは この国に出稼ぎに来たんだかと仕事に没頭する日々。猫と出会うまで3か月は日本で稼ぎ半年はヨーロッパ生活というルーティーンだった。短期集中で稼いでた。信号待ちの時、昔アニメでみた指をふって魔法を使う魔女の真似をして 看板全部 消えろ〜✨電線 電柱 地中化〜✨アスファルトは雑草がはえるような馬車が通れる道になぁれ〜✨✨✨視界の半分は空〜 半分は緑〜 になれ〜ってやってた。今は魔法がきいたのか 空色につつまれていて土や草の色と匂いの中で暮らしている。思わず愛猫たちとの散歩の時は、両手を翼のように広げ、時には優雅に羽ばたいているかのようにして歩く。
