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koshiregutyo
萩焼の湯呑みに萩焼の箸置き。私の宝物です。新婚の時に相方と萩に行き、城下町を散策しながらとあるお店に入り、一目惚れして。夫婦湯呑みとして手に入れて、これまた面白くて連れて帰ったのがイカの箸置きです。この湯呑みで昆布茶をいただく。身も心もあたたまる時間です。毎年、萩に行きます。松陰神社やら、道の駅やら、笠山やら。兄弟は明神池で トンビに狙われながら←笑魚にパンをあげるのが大好きです。私は山口県が好きです。ものすごく好きです。いつから好きかといいますと、社会人になってから。進学のため高校卒業後に愛媛を出て広島へ。だけど、二年間学んだだけでは物足りず、さらに進学したかった私。しかし、三きょうだいの一番上で、下には弟二人。二年分の奨学金の返済もある上にまだ学費が必要、となると、、「手っ取り早く稼ぐ方法とは」就職相談室に駆け込み、手にした求人票は学んで取得した資格を活かす医療系のものではなく、馴染みもなんもない観光会社のものでした。福利厚生が充実していて、手取りが一番高い求人、それがなんと観光バスガイドだったんです。幸い、生まれてこのかた車酔いなど一切したことがなく、道に迷ったこともない、地図も読める。なんなら面接で歌も歌っちゃう!←要らんま、何があっても研修でどうとでもなるやろどうとでもしてみせる。持病があることも、それゆえ本来はなるべく太陽に当たらないように気を付けなあかんことも、若いってすごい、スパーンと忘れた。(無鉄砲) とにかく、それからです。山口県が好きになったのは。九州班と山陰班とに分けられるところ、私が入社した年は花博の関係で山陰班が一時的に山陽班となり。重ねて しまなみ海道開通も控えてより山陽に需要が。四国出身の私は有無を言わさず山陽班。市内の修旅や単発の送り、遠足送迎、他県への出張など、いろんな仕事をこなして結果、私が一番好きだったのは、『安芸の宮島 萩 津和野 三日間』このバスツアーでした。広島空港で主に東北方面のお客さまを受け、そのままツアーにレッツラゴー♪編成で出る時もあれば単体で出ることもどちらにせよ 好きでした。山口はどこを走っても気持ちがいい。高速よりも一般道を走るほうが長く、案内もたくさん用意せないかんのですが、見えてくるものはのどかな風景。・・逆にチャンス!なんでも話せるのです。目的地から次の目的地まで、長い一般道。お客さまを酔わせない、飽きさせない、その上で山口を満喫していただき、限られた時間の中でたくさんの思い出を作っていただく。毎日毎日、来る日も来る日も、山口のことを考えていたらそりゃあ好きになりますって。好きなところを探すんだもん。ふふふツアー最後にまた広島空港へ送るのですが、その時にお客さまが笑顔でいてくれるのが本当に幸せでした。添乗員さんが泣いちゃったことがあって、つられて私もちょい涙出て、ドライバーさんも鼻すんすん鳴らしてて。(そこは安全運転でお願いします)大変なことと嬉しいこと、実際は半々だったと思いますが、思い出すのは楽しかったことだらけ。幸せな頭です。はははで、駆け抜けた二年半ガッチリ稼ぎました。奨学金全額返済でき、学費も貯まり、ワゴンRも購入し。←え、何コレひと月に一度、定期受診をしながら持病ともうまく折り合いをつけながら担当医に無理をお願いしながらでもそろそろ無茶しないほうがいいかと、三年は勤めたかったところの二年半。とんでもなく大切な思い出です。こないだの年賀状、いつもの同期から、「ガイドちょっとやらない〜?」「他県からでもOKよ〜」マイク離して何十年も経つのにまだ頭数に入れてくれてるなんて 涙よっぽど人手が足りないのね。←コラコロナで落ち込んだ観光業、人が足りないくらい上向きになったのは本当に喜ばしいこと。遠く福岡の地から、皆さんのご活躍をお祈りします。(手伝わんのんかーい)

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