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bonobono54
11/1は「紅茶の日」。なのでそれに因んで基本的な「アフタヌーンティー」に欠かせない「ヴィクトリアンサンドイッチケーキ」を作ってみました。若くしてイギリス国王になったヴィクトリアは母の母国ドイツの貴族のアルバート王子を紹介され、恋に落ちます。相手は「女王」ですから適齢期の男性は無論、全てが彼女より身分が格下です。そこでヴィクトリアは自分からアルバートに求婚します。当時の王室には珍しい恋愛結婚でした。仲睦まじい2人には9人の子宝が授かり、その子供たちを女王とアルバート王配は自分達の仕事を見せながらも暖かい家庭を築く努力を重ねました。アフタヌーンティーの慣しを始めたヴィクトリア女王も敬愛するベドフォード公爵夫人アンナマリアによって公爵邸を訪れた女王夫妻に提供されたケーキ🎂です。以来、ヴィクトリア女王のお気に入りケーキとなりました。当時、貴重品だったイチゴジャムや砂糖がたっぷりと使われています。その後、20年連れ添った夫アルバート王配が亡くなると女王は喪服を着続けて表舞台に出なくなってしまうのでした。ようやく人々の前に喪服ではない姿でお出まししたのが在位60年を祝う「ダイヤモンドジュビリー」イベントでした。派手なレースのドレスや見事な宝飾品を身につけこのお気に入りのケーキをパーティで供したのです。これが後に広く「ヴィクトリアンサンドイッチケーキ」と呼ばれるようになりました。と長々、有難うございました。ケーキ🍰はバター、砂糖、卵が同量、お粉類もほぼ同じくらい使用というごくシンプルな物。簡単に作れるので興味のあるかたは是非、作ってみてね。

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