和室の隅に作ったギャラリー風コーナー。鎌倉で育った夫の家からやってきた鎌倉彫の食器や菓子器、焼物などを飾っています。机は夫の父がパソコンデスクとして使っていたもので、その上に敷いた赤褐色の織物は夫の母の帯なんです。キッチンの食器棚に入りきらなかった蕎麦猪口などのアンティークっぽい和食器もここに置いています。私は50歳の時に老後のことを考え断捨離したので、食器はいわゆる「一軍」を残してほとんど処分したんです。ですからこれまでは、何を飲むのもアラビカのマグカップという生活でした。54歳でまさかの結婚をして、夫の家からまたたくさんの食器がやってきて、今は改めて器を楽しむ生活になりました。さらに歳をとったり、夫婦どちらかが独りになった時にはまた、断捨離しなくちゃいけないのですが、しばらくはこのまま楽しもうと思います。