「味わいで彩る、昭和ミックスな”台所”」憧れのキッチン vol.75 PEさん

「味わいで彩る、昭和ミックスな”台所”」憧れのキッチン vol.75 PEさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、和風住宅をリノベーションし、安らぎの昭和ミックスインテリアを楽しまれているPEさんご自慢のキッチンをご紹介します。

築40年の和風住宅をリノベーション。夫婦+5匹のねことともに暮らしています。古い物件ならではメリット、デメリットの楽しみ方を今まさに掴みかけているところです。器がすき。みなさんのお家と器生活、のぞかせてください。

台所と厨房の間。古さを生かした和風キッチン

昭和感と今っぽさの絶妙なバランスが魅力的なPEさんのキッチン。その空間を作りあげるパーツ一つひとつに味わいとこだわりを感じます。日本人の心の根っこをくすぐるようなその空間作りにはどんな秘密があるのでしょうか。まずは、キッチン全体のこだわりについてお聞きしました。

PEさん

「我が家は築40年の和風住宅。リノベで大切にしたのは古さを生かすこと。機能的で美しいキッチンにも憧れはありましたが、どこか落ちついてほっこり出来る〝台所〟と〝厨房〟の間のような空間が出来たらいいなと思ってつくったキッチンです。」

昔ながらの、台所という「部屋」

昔ながらの部屋数の多い間取り。キッチンも部屋として区切られ、壁付けになっているのが特徴的です。今では、開放的なアイランドキッチンなどが主流となりましたが、ここにこそ、和風住宅の古さを生かしたPEさんの想い、”台所”としての味わいを深める粋なセンスを感じます。それだけではありません、PEさんのキッチンにはさらに素敵な特徴がありました。早速見ていきましょう。

キーワード1 レトロな丸タイルと古い建具、イメージは昭和初期の台所

PEさん

「リノベの際、昭和初期のようなレトロな雰囲気を作りたくて悩みに悩んだタイル。様々なタイプのサンプルを取り寄せては、何度も壁にかざしたのを思い出します。建具は空家になっていた父の実家で使われていたものです。家族も喜んでくれました。」

キーワード2 低コスト&高さにこだわり!業務用ステンレスキッチン

PEさん

「低コストを実現する為に、中古の業務用ステンレスキッチンを採用。専門業者に何度も通い、幅、奥行き、作業台、シンク、ガス台の高さなど、入念にチェックして搬入。イメージ通りに設置された時はちょっと興奮しました笑。 コンパクトで使いやすい上に、かなりコストを抑えられました。」

キーワード3 器がすき、くらしの道具がすき、なんでも見せる収納

PEさん

「基本的にはほとんどのものが、見せる収納です。というかすっきりさせる為の整理整頓がどうも苦手で…。楽チンがいちばんですが、だいすきな器やくらしの道具たちも、サッと手をのばせる方が味が出てくるような気がします。素朴ながら〝用の美〟を感じるデザインに惹かれます。」

昭和初期のイメージと自分スタイルの収納。PEさんの理想を、こだわりを持って一つひとつ実現されたキッチンなのですね。では、その中のPEさん流「見せる収納のコツ」について詳しく教えていただきましょう。リノベーションをお考えの方、お気に入りのモノを生かすインテリア作りに興味のある方の参考になるコツになっています♪

眺めてほっこり。実用性も抜群な見せる収納法3つのコツ

その1 収納は色や質感で揃える。

PEさん

「空間に合わせた収納、配置を心がけています。キッチンには業務用ステンレスに合わせて磁器の器やシルバーのカトラリーを。つづきのダイニングには土感の強い陶器を、どしっと存在感のある食器棚に並べています。」

その2 吊り戸棚を撤去、オープン棚とニッチを造作。

PEさん

「もともとついていた吊り戸棚を撤去し、タイルが見えるようオープン棚に。ここでも業務用ステンレスに質感を合わせ、業務用の鍋や保存容器を収納しています。浴室を増設する際に出た壁間のスペースにニッチを造作してもらい、琺瑯やカゴを使ってざっくり収納しています。」

その3 器が映える、眺めたくなる食器棚。

PEさん

「キッチンのつづきにあるダイニングには古道具屋さんでみつけただいすきな食器棚があります。忙しい中家事に追われていても、ここに立つと食事の器を選ぶ楽しみを毎回感じることができ、日々の暮らしをもう少しだけ丁寧に…と気持ちがリセットできるんです。」

最後にキッチンをもっと素敵にするためのアドバイスをいただきました

PEさん

「毎日必ず立つ場所なので、私はキッチンというよりも〝自分の部屋〟のような感覚で空間を楽しんでいます。ちょっと腰かけてお茶を飲んだり、本を読んだり、音楽を聴いたり…お気に入りの本やCDもキッチンのあちらこちらに潜んでいます。キッチンという概念にとらわれずに、自由に楽しみましょう〜。」

まとめ: 自分の部屋を作るように、キッチンコーディネートを楽しむ

ほっこり癒しの雰囲気と、作り込み過ぎないさりげなさがとても魅力的なPEさん宅の”台所”。タイルとステンレスキッチンで空間を整えた後は、お気に入りの器と道具で仕上げを。お気に入りだからこそ、出しておいてもOK!レトロな空間を作り上げるアイテムとして、眺めて楽しいアイテムとして、空間を彩ります。そこは人の目を意識した空間ではなく、言うまでもなく、自分のための空間。PEさんが「自分の部屋の感覚で自由に楽しんで」とアドバイスしてくださったように、リラックスできたり、自分を見つめ直す時間を過ごす空間として、キッチンをコーディネートしていくのも素敵ですね。皆さんにとってのキッチンとは、どんな場所ですか?


PEさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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