RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は築年数の経った木造住宅を舞台に、セルフリノベーションによって生まれ変わった空間と時を重ねることの良さを感じながら暮らす、2n_houseさんとそのお住まいをご紹介します。
今回ご紹介するのはこの方です!
重ねられてきた時を引き継ぎ、紡いでいく ~成長する家と人~
ベースとインテリア、それぞれの趣と新しさが混ざり合う場所
立体感のある勾配天井に映える、ほどよく時の流れを感じさせる見せ梁……築42年の木造住宅をセルフリノベーションして生まれた2n_houseさん邸には、真新しさと“重ねられてきた歳月”が一緒に薫ります。広々とした1階リビングには、木製の窓の外の庭と、室内の境界をやさしくにじませる土間もあります。
この家の設計・デザインを担当したのは、建築士である2n_houseさんご本人。インテリアコーディネーターの奥さまと、よちよち歩きのお子さんとの暮らしが、ここで紡がれています。
異素材を組み合わせたキッチンで、重ねられていく時を味わう
素材の表情が時とともに変化する「経年変化」を大切にしている2n_houseさん。リノベーションの素材にはそれが美しく表れるものにこだわり、キッチンはモルタルで造作。吊戸の金物も鉄工所で制作したそう。
艶のある真っ白なサブウェイタイルに映える、モルタルと木の異素材コントラストにも目を奪われます。
陽のあたる土間で感じる、庭と家の心地よさ
元は縁側だったという、2n_houseさん邸の顔とも言える“リビングにある土間”。「植物を育てたり、そこに座って庭を眺めたり、外部との心地よい繋がりを感じられる空間となりました」と、2n_houseさんは話します。
お子さんが大きくなった時にはリビングと土間を仕切っているベビーゲージも外され、家族みんなが思いのままに楽しむ姿が見られそうです。
そして、外に大きく開け放つことができる掃き出し窓には木製サッシが用いられ、2n_houseさん邸の土間と肩を並べる個性となっています。
たくさんの新素材が生まれ、便利さにますます拍車が掛かっていく現代……その中で2n_houseさんのように、風合いの変化を「劣化」ではなく「成長」として楽しむ姿勢や思考は、今や貴重なものと言えそうです。
引越しから間もない2n_houseさん邸。今後のインテリアの変化と住まいの成長が楽しみですね。
2n_houseさん邸の間取り図
2n_houseさん邸は、2階の1部屋を含めた2LDK。収納や余白を多く取った、ゆとりある空間が広がります。玄関扉と土間に面した掃出し窓が観音開きになるアクセントも素敵です。
2n_houseさんへの4つの質問
お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください
広々としたLDKと抜群に日当たりの良い土間スペースで、自然と家族がリビングに集いたくなるような明るく一体感のある家を目指しました。
インテリアのこだわりは、なるべく経年劣化をしない、経年変化を楽しめる素材をつかうこと。
(無垢の床や建具、塗装仕上げの壁、造作モルタルキッチンなど)
インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください
パシフィックファニチャーサービス、ボルツハードウエアストア、ACME furniture、ランドスケーププロダクツ。
インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください
ACME furnitureのwindansofa。足を伸ばしてゆったり寝転がれるサイズ感。しっかりめのクッションも座り心地が丁度良く気に入っています。
インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください
アウトドア遊び。バス釣り。子育て。家族みんなで過ごす時間を大切にしていきたいです。
2n_houseさんのお部屋ギャラリー
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2n_houseさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!