「31m2。暮らしの本質を見極め、手放すものを探った上質な最小限の空間」 by woodyさん

「31m2。暮らしの本質を見極め、手放すものを探った上質な最小限の空間」 by woodyさん

本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。

今回ご紹介するのは、ミニマルにひとり暮らしを洗練をされているwoodyさんのお部屋です。本当に必要なものだけで研ぎ澄ませていくお部屋づくりのコツを、たっぷりとお伺いすることができました。

今回教えてくれたユーザーさん♪

プロフィール

ひとり暮らし歴10年以上です。増え続けたものを2年前から減らしはじめ、半年前に1LDKから1Kに引っ越しました。インテリア初心者なので、これから勉強していきたいです。Instagram:woody_mini

お住まい

  • お住まいの地域: 愛知県
  • お部屋の種別: 1K(キッチンと居室がドア等で仕切られている)
  • 居住面積: 31m2
  • 家賃: 55000円
  • この家に住む人: 本人
  • ご職業: 会社員
  • 趣味: インテリア、自転車、スポーツジム、YouTube、読書、うまい飯

いまのお部屋に決めた理由はなんですか?

woodyさん

「昔はとにかくものが多く、広さや収納を重視して物件を選んでいましたが、ものを減らしたことで日当たりや風通し、セキュリティ面を重視して物件を選ぶことができました。この部屋の決め手は、窓の数とキッチンの広さ、そして周辺環境の良さです。」

お部屋のこだわりを教えてください

woodyさん

「ぼくが一番意識していることは『自分が管理できる範囲内の物量を保つ』ということ。ものが多いと掃除が行き届かなかったり、整理する手間が増えたり、本当に必要なものが何か分からなくなったりします。部屋のきれいを保てないと、いい家具を置いたとしても台無しになってしまうため、インテリアを楽しむ土台づくりとして、できるだけ最小限の物量で生活したいと考えています。」

気づいたらいつも居る場所はどこですか?

woodyさん

「ベッドの上です。引っ越しの際にソファを手放したため、ベッドとソファを兼用しています。動画を見たり、読書したり、リラックスするスペースです。」

ぼくが手放した『あって当たり前』だったものたち【ここがポイント!僕&私の工夫】

①テレビをはじめとしたリビングの定番アイテム

woodyさん

「うちにはテレビがありません。テレビがあると、家具の配置がある程度制限されますし、テレビ台やDVDプレーヤーなど他にも必要なものが増えてしまうので、引っ越しの際に手放しました。それまでは当たり前だった『テレビ+ソファ+ローテーブル』というリビングの定番をやめて、ダイニングテーブルとチェアだけで生活しています。」

②作業スペースを圧迫していた水切りカゴ

woodyさん

「キッチンの作業スペースを広くとりたいと思ったので、水切りかごを置くのを辞めました。食器を洗ったら都度拭いて収納してしまえば必要ありません。習慣化すると、それを面倒に感じることもなくなりました。」

③お手入れや掃除の手間を増やす敷物類

woodyさん

「ぼくの部屋にはラグやマット類がひとつもありません。洗濯する手間を省いたり、床掃除をスムーズに行うために手放しました。その代わりスリッパを履いて生活しています。ちなみにバスマットは、楽な珪藻土製を愛用中です。」

④増えたものの行き場になる収納家具

woodyさん

「食器棚やハンガーラックなどの収納家具もありません。収納する場所が増えると、自然とものを増やしてしまうので、減らす作業をする中で一緒に手放していきました。ただ、無印良品のスタッキングシェルフは最近購入しました。余白を残すことを意識しながら使っています。」

最近買ったナイスなアイテムを教えてください

ITEM無印良品の超音波アロマディフューザー
PRICE3,990円(税込)

香りもインテリアの重要な要素であるということを本で読み、購入してみました。使い方も簡単で気に入っています。

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今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください

woodyさん

「デンマークの人たちは初任給で椅子を買うといいます。自分を着飾るものにお金をかけるのではなく、自分の生活(居場所)を大切にするという考えからだそうです。今はイームズチェアのリプロダクト品を使っていますが、もっと長く使える人生のパートナーになるような一脚をぼくも探したいと思っています。」

お話をお伺いして

woodyさんの暮らす1Kの居室は基本として、ロースタイルのベッドとシンプルなダイニングセット、そして小ぶりなスタッキングシェルフという、まさに必要最小限の家具で構成されています。植物や照明がアクセント的に置かれていますが、いずれも無駄のない佇まいでミニマルさの中に納まるものばかり。だからこそ、お部屋の中にはゆったりと充実した余白があります。身軽さと余白が生み出す独特のリラックス感……少なさの中に見出す贅沢がそこにはありました。

断捨離などものを減らすテクニックは数あれど、あって当たり前のものをあえてそぎ落としていこうという考え方は稀ではないでしょうか。でも、その思い切りの先、自分の暮らしの本質と向き合った先にこそ、この贅沢さが待っています。1Kやワンルームの暮らしではものがあふれるのは仕方ない、収納が少ないのが悪いんだ……そんな風にちょっと開き直りたくなっている方も是非、woodyさんのものを手放すテクニック参考にしてみてください。きっと、暮らしだけでなく心も軽くしてくれます。


woodyさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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