連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.324 2022年8月14日更新

「心地良いシンプル空間を無難に終わらせない、アート性の高いインテリア」 by marukoさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、アート性を楽しみながら穏やかにインテリアと暮らしをコーディネートされているmarukoさんと、そのお宅の魅力に迫ります。

今回ご紹介するのはこの方です！

夫婦と息子、1匹の犬（マルプー）の家族です。2014年に購入した、3LDK角部屋のマンションで暮らしています。リビングに続く和室は布団を敷いて寝るために使っているのですが、昼間のリビングに変化をと思いRoomClipを見て畳替えをしました。そしてそれが投稿を始めるきっかけになりました。これからも家族が憩う家を、夫のプチDIY&植物を枯らさないことに必死な私のガーデニングでつくり続けていきたいです。

心地良く個性で彩る、唯一無二の暮らし

暮らしの一部になったアートと植物

marukoさんは3LDKのマンションで、3人と1匹暮らしをされています。まず飛び込んできたのは、すっきりと整頓された気持ちのいい玄関です。てぬぐいの額装やリズミカルに並ぶ小さな絵画、爽やかなグリーンで目を楽しませてくれます。とても穏やかな装飾に赤いひょうたんランプが入り、個性と遊びが光ります。

玄関からまっすぐに廊下を進んだ先にあるLDKを拝見すると、marukoさんのつくるインテリアの魅力は、シンプルな印象だけれど、単調さや無難さとは無縁であることに気が付きます。絵画とソファだけで、こんなにもアート性の高い眺めが生まれるのか……と感嘆が漏れました。テイストもサイズもさまざまな絵画と色とカタチに特徴のあるソファは、どれも場の主役になりうる存在感を放ちます。そんな個性豊かなピースたちを、周囲の無駄を削ぎ落したたっぷりの余白の中におくことで、バランスよくひとつの絵として整えてしまうのがmarukoさんの凄いところです。

ユニークな形・色・柄のいい塩梅

インテリア選びのこだわりをおたずねしたところ『無難になりすぎないよう、少し珍しいものを選んでいます』とのお答えが返ってきました。改めて見渡してみるとソファ然り、テーブルやダイニングチェア、照明……と、暮らしの中にあるひとつひとつのものにそのこだわりが宿っていました。壁や床もスペースごとに変化を利かせているのが印象的です。

中でも『冒険してみた』とmarukoさんが語るのが、テレビの背景にあるアクセントクロスです。それだけでアートとして完成してしまいそうなインパクトですね。だからこそテレビ周りをすっきりさせるべく、スタンドを使って壁掛け風に設置したり、その脚の目隠しにはシンプルな水耕栽培のグリーンを採用したりと工夫がいっぱい。ひとつひとつを眺めるとユニークなものが多いのに、賑やかにせずむしろ穏やかな雰囲気に仕上げる秘訣は、こうした工夫が随所に秘められているからなんだなと感じました。

読書と音楽、そして思い出を身近に……

最も多くの時間を過ごすLDKに次いで、家の中で好きな場所にあがったのがこちらのセカンドリビング（書斎）です。間取り的には、玄関を入ってすぐのお部屋。バルコニーに面した採光の良さ、広さに恵まれた読書や音楽といった趣味を楽しむ空間だと教えてくれました。とても充実した没頭タイムを味わえそうですね♪こんな場所があれば、『自分のための時間をしっかりとろう、とりたい！』そう思えるのではないでしょうか。

思い出のあるアイテムの居場所というのも、こちらのお部屋がお気に入りの理由だとmarukoさんは語ります。思い出の正体は、ご夫婦の結婚当初に購入された印象的なカタチの冷蔵庫。中に詰まった大人の楽しみが、ここでの時間をより豊かに仕上げるのは言うまでもありません。

『自由度の高い広々と感じられる空間で過ごしたい』そう願う方は多いと思います。そこで思いつくのは、余分を削ぎ落したシンプルなインテリアではないでしょうか。marukoさんのインテリアや暮らしコーディネートは、そのシンプルさに個性と魅力を上手く肉付けするアイデアに富んでいます。見覚えのある無難な仕上がりは避けたい、飾ることも忘れたくない……シンプルと日々の充実の間にある微妙なジレンマを解消するヒントをきっと見つけることができるはず。ぜひ、引き続き注目してみてくださいね。