大人可愛いシャビーシックインテリアの作り方&実例集

大人可愛いシャビーシックインテリアの作り方&実例集

シャビーシックとは、イギリス出身のRachel Ashwell(レイチェル・アッシュウェル)さんが提唱したインテリアスタイルです。シャビー(=古びた)とシック(=お洒落な、上品な)を掛け合わせた造語で、アンティーク家具にフェミニンなファブリックを組み合わせるなど、大人っぽさと可愛さの両方を楽しめるのが特徴。この記事では、RoomClipユーザーさんたちの実例をもとに、シャビーシックインテリアの特徴と作り方、場所別のアイデアを紹介します。

画像をクリックすると、ユーザーさんのアイデアや使用アイテムの詳細がチェックできます。気になった画像はぜひクリックしてみてくださいね。

目次

シャビーシックインテリアの特徴

シャビーシックインテリアには、古びたものを手直ししながら、大切に使う精神も含まれています。実際に長い時間使われてきた、アンティーク家具やヴィンテージ家具をリペアして、次世代に受け継いでいく楽しみも。古びたアイテムのほかに、レースや花柄などのフェミニンなファブリックを組み合わせるのも定番。好みに合わせて、インテリアの甘さや上品さを調整するとよいでしょう。

古びた風合いの木製家具や琺瑯を使う

シャビーは「古びた」という意味。新品で傷のない家具よりも、人の手を渡って大切に使われてきた、アンティークやヴィンテージの家具がおすすめです。特にペイントが少し剥がれたような風合いは、シャビーシックにぴったり。琺瑯の食器も、経年変化が楽しめます。全ての家具をアンティークで揃えるのは難しいため、購入後にペンキで塗装したり、エイジング加工して好みの風合いにしてもよいですね。

ホワイトやグレーなどの淡い色を使う

シャビーシックインテリアでは、ホワイトまたはグレーをベースにしたお部屋作りがおすすめです。フェミニンなフレンチ風なら明るい配色に。大人っぽく仕上げたい場合は、グレーやブラックを多めに取り入れて。色使いで雰囲気をガラッと変えられるのも、シャビーシックの特シャビーシックの特徴です。

ファブリックの柄によって甘さを調節する

シャビーシックを提唱したレイチェル・アッシュウェルさんのスタイルは、花柄やフリルをたっぷり使ったフェミニンなコーディネートですが、大人っぽく仕上げるスタイルも人気です。無地であれば、フリルのクッションカバーでもお部屋が甘くなりすぎません。生地は天然素材のリネンやコットンなど、シワも風合いとして楽しめるものがシャビーな雰囲気にマッチします。

見せる収納とラフな配置でこなれた雰囲気に

シャビーシックは、見せる収納やインテリア小物のディスプレイがおすすめ。なるべくラフに配置して、整然とさせないのがポイントです。こちらのユーザーさんは、ハスの花をドライフラワーにして飾られています。インテリアに馴染むよう、カラーや素材に気を配ってアイテムを選ぶとよいでしょう。

シャビーシックインテリアの作り方

シャビーシックインテリアを作るにあたって、まずはフェミニンさ、エレガントさの割合を決めてからお部屋作りをするとよいでしょう。目指すテイストによって選ぶ色や柄が変わるので、最初に検討すべきポイントです。メインカラーはオフホワイトがおすすめ。素材は昔から使われている木材やアイアン、コットンやリネンを選びましょう。

フェミニンとエレガントのバランスを決める

まずは、好みのシャビーシックインテリアのお部屋を探してみましょう。色使いやデザインによって、より可愛らしく、または、より大人っぽく仕上げることができます。フェミニンにする場合は、ホワイトベースにペールトーンを合わせ、花柄やフリルを多用しましょう。エレガントにする場合は、明度が低いグレーやくすみカラーを多めに使うとよいでしょう。

ベースカラーはオフホワイトがおすすめ

シャビーシックスタイルは、基本的にオフホワイトをベースカラーにします。差し色として、グレーやペールトーンを加えても良いでしょう。時代を経て色褪せたような、彩度の低いカラーを選ぶと失敗しません。差し色を多用せずにオフホワイトやグレーでコーディネートする場合は、リネンやコットン、ブリキなどの複数素材を組み合わせると、単調になりにくいですよ。

アンティークまたはエイジング加工を選ぶ

シャビーシックインテリアには、クラシックなデザインが似合います。欧米のアンティークやヴィンテージ家具店で販売されているテーブルやチェアをリペアして使うとよいでしょう。ユーザーさんの中にはシャビーシックを参考に、家具作家さんに収納家具をオーダーした人も。塗装をあえて剥げさせたり、サビ加工を施すことで現行品もシャビーシックらしい風合いになります。

ファブリックの柄と色で雰囲気を決めて

un jardin en(アンジャルダン・日本からは撤退)のクッションカバーを購入したユーザーさん。グレーにフリル、刺繍が施された大人かわいいデザインは、フェミニンなシャビーシックにぴったりです。シャビーシックのテイストは、ファブリックの色と柄によって大きく左右されます。理想的なスタイルに合わせ、色合いと柄の有無を検討してくださいね。

リビングのアイデア

シャビーシックなリビングは、ソファーカバーやカーテンのファブリック使いがポイントです。たっぷりと布を使いドレープを持たせることで、ヨーロピアンな雰囲気に。家具は曲線的で優美なデザインを選ぶとよいでしょう。リノベーションが可能であれば、柄の入った壁紙やモールディングもおすすめです。

エレガントなダマスク柄クロスを取り入れて

エレガントなダマスク柄のアクセントクロスを使ったこちらのリビング。淡い色合いでまとめられているため、装飾的なマントルピースやチェアもお部屋に馴染んでいます。ブラックアイアンのシャンデリアと、ドレープたっぷりなレースカーテンもシャビーシックにぴったりです。

ホワイトカラーのラタンチェア

こちらのユーザーさんは、カーブのあるエレガントなアームが特徴的な、ラタンチェアを置かれています。ホワイトカラーで揃えると、異素材を組み合わせやすくなりますよ。カーテンやクッションカバーで花柄を取り入れることで、フェミニンで明るいシャビーシックになっています。

1930年代のアメリカンヴィンテージレース

こちらのユーザーさんは、1930~40年代頃のアメリカンヴィンテージレースを飾られています。知人から譲り受けた品だそうで、まさに古いものを大切にするシャビーシックにぴったりなアイテム。ソファーカバー、テーブルクロス、テーブルランナーなどを、繊細なレース編みにしてもよいですね。

ソファーカバーをラフに掛けて

ソファーは買い替えず、シャビーシックらしい色合いのカバーで印象を変えてもよいでしょう。こちらのユーザーさんはソファーやオットマンに、淡いピンクやベージュのカバーをラフに掛けられています。ベビーピンクのカーテンと同系色のカバーを選ぶことで、美しいグラデーションになっています。

アンティーク風のローテーブル

こちらのユーザーさんは、アンティーク風のローテーブルを設置されています。装飾的なデザインと、剥げたような塗装がポイント。引き出しもついているので、生活感がでがちなリモコンや文具などは隠して収納できますね。

直線的な家具を選んで甘さを抑えても

甘さを抑えたい場合は、直線的な大型家具を選ぶとよいでしょう。ソファーフレームとローテーブルは直線的でシンプルな形ですが、フリルのクッションやカーテンのタッセルで、シャビーシックらしいフェミニンな要素をプラスされています。

天井付近にカーテンレールを設置して

こちらのリビングはカーテンレールを天井付近に設置することで、古い洋館を思わせる空間になっています。写真右角に設置されているハイタイプのキャビネットとソファーの高低差も、より天井を高く見せてくれるポイントです。

モールディングでヨーロッパ風に

こちらのリビングは、天井や窓枠をモールディングし、ヨーロッパ風の雰囲気に。モールディングとは細長い装飾や仕上げの総称で、ヨーロッパの古典建築でよく用いられていました。最近では石膏や合成樹脂製の、後付けできる建材も販売されています。ソファーはグレーのラタンにファブリックの座面で、丸みのあるやわらかい形状がシャビーシックにマッチしていますね。

ブラックを差し色にした男前なシャビーシック

こちらのダイニングは、ブラックを取り入れたかっこいいシャビーシックです。ベースはホワイトカラーで揃えつつ、色褪せた木製テーブルやガラスのペンダントライトで異素材を取りいれているのもポイント。石目の床材が、光沢のあるキッチンカウンターをシームレスに繋いでくれています。

ベッドルームのアイデア

ベッドルームは、リビング同様にたっぷりとファブリックを使いましょう。シワ感を残したラフなベッドメイクがおすすめです。ベッドフレームは、曲線的なアイアンフレームやハイタイプのヘッドボード、シャビーなホワイトペイントなどさまざまなタイプが考えられます。シャンデリアやミラーで、エレガントさをプラスしてもよいでしょう。

オーバルミラーでシャビーな雰囲気をプラス

こちらの寝室は、壁に掛けられたオーバルフレームのミラーと、花柄のソファーがシャビーな雰囲気を醸し出しています。ベッドは脚元が見えない長さの大判カバーを掛けるスタイルがおすすめ。フローリングの色が濃い場合は、こちらの実例のようにアイボリーやグレーのラグを敷いて隠すとシャビーシックらしい空間になりますよ。

塗装が剥げたヘッドボードを取り入れて

ヘッドボードを、ホワイトに塗装されたウッドパネルにしたアイデアです。ベッドサイドに置かれたチェストも、ヘッドボード同様に塗装を剥げさせているのがポイント。ところどころ木目が見えているだけで、ぐっとシャビーな雰囲気になります。

ヨーロピアンなアイアンフレームベッド

こちらのユーザーさんは、アイアン素材のヨーロピアンベッド「CLASSY(クラッシー)」 に、IKEAのベッドカバー「ALVINE KVIST」を組み合わせられています。さらにシャンデリア「ジュリエット」を吊るせば、大人可愛いシャビーシックな寝室の完成です。

天蓋とベッドスカートを合わせてドレッシーに

こちらの寝室は天蓋にベッドスカートを合わせ、ファブリックをふんだんに使ったコーディネートになっています。ラフにブランケットやカバーを重ねることで、こなれた雰囲気に仕上がりますね。部屋の中央には5灯シャンデリア「Pomme(ポーム)」を吊るし、よりドレッシーな空間に。

グレーをメインカラーにした塩系シャビーシック

こちらの寝室はグレーをメインカラーにした、塩系インテリアの要素も感じられるシャビーシックです。写真左側の壁面は、柱を立ててから新たに壁を作り、IKEAで購入した照明器具の配線を裏に回しているそう。賃貸物件のため、現状復帰可能なDIYを楽しまれているそうです。

ピンクのアクセントクロスで大人可愛い寝室に

グレーがかったピンクのアクセントクロスが、大人可愛いこちらの寝室。大きなヴィンテージ風の掛け時計がお部屋のフォーカルポイントになっています。カラークロスとラフなベッドコーディネートの組み合わせは、パリのアパルトマンを思わせますね。

曲線的なハイタイプヘッドボードでフェミニンに

よりフェミニンな寝室にしたい場合は、曲線的なハイタイプのヘッドボードがおすすめです。ヘッドボードに施されたアカンサス模様の彫刻が、ヨーロピアンな雰囲気をプラスしてくれていますね。天蓋のピンクとクッションのブルーのカラーリングもポイントです。

ホワイトで揃えたDIYの天蓋ベッド

こちらのユーザーさんは賃貸マンション6畳ほどの寝室に、天蓋風のフレームをDIYされました。木枠もファブリックもすべてホワイトで揃え、清潔感のあるベッドルームに。薄手のレース生地を重ねることで、光の透け具合やシワの重なり方など、繊細な表情を楽しめます。

キッチンのアイデア

シャビーシックなキッチンは、ホワイトペイントで揃えるとよいでしょう。また、凹凸のない扉よりもモールディング(枠のような飾り)がついているほうが、クラシックな雰囲気に。ホワイトカラー以外でも、木目が見える淡い塗装やムラのある塗装もシャビーなテイストに合いますよ。

ホワイトカラーで揃えてガーリーに

ホワイトペイントがガーリーなこちらのキッチン。壁面とカウンター天板には、ホワイトに馴染む淡い色合いのタイルを選ばれています。タイルは拭き掃除がしやすいだけでなく、表面の光沢が清潔感を演出してくれますよ。天井からは、ヨーロッパの街灯を思わせるブリキのランプが下がっています。汚れや塗装のかすれを表現したアンティーク仕上げは、シャビーシックにぴったりです。

木目が淡く見えるパネルでシャビーに

こちらのユーザーさんは、木目が淡く見えるグレージュのパネルを選ばれました。シャビーシックは薄くなった塗装や剥げた塗装が定番です。木目がうっすらと見えるウッドパネルは、シャビーな雰囲気にぴったり。カップボード上のウォールシェルフには、籐やアイアンのバスケットを使って見せる収納にされています。クラシックなレールペンダントライトのデザインも、世界観にマッチしていますね。

ガラス戸棚の中は余白を持たせて

こちらのキッチンは、吊り戸棚の扉がガラスになっています。シャビーシックは、ディスプレイ収納が似合うインテリアスタイル。収納スペースに余裕がある場合は、余白を多めにとって食器類を飾るように収納しましょう。カウンターに置かれた果物盛りも、ヨーロッパの雰囲気を感じさせますね。

「CRASH GATE」のガラス扉の飾り棚

こちらのユーザーさんは、「CRASH GATE」のガラス扉の飾り棚を購入されました。塗装の剥がれはシャビーそのもの、下枠の細工はヨーロピアンな雰囲気です。棚は壁面に打ち付けた部品に掛けて設置しているそう。棚の重さや収納するアイテムの重量に応じて、安全な設置方法を検討してくださいね。

ローラアシュレイとカリモクを合わせて

ローラアシュレイのカップボードと、ユーザーさんのお祖母様の形見であるカリモクのキッチンワゴンを組み合わせたアイデアです。ホワイトの塗装でなくても、ヴィンテージの風合いやムラのある塗装は、シャビーテイストに似合います。カップボードはローラアシュレイの中でも一番シンプルなデザインの「ギャラット」シリーズだそうですよ。

オープンシェルフに食器を飾って

こちらのユーザーさんは、オープンシェルフに食器をディスプレイされています。プレートは重ねすぎず、上の空間に余白を残しているのがポイント。また、色やデザインのテイストを揃えることで、シックな世界観がつくれますよ。また、隣に飾ったドライフラワーが、シャビーな雰囲気を底上げしてくれています。

レース飾りのテーブルクロスを合わせて

テーブルコーディネートには、レース飾りのクロスがおすすめです。昔懐かしいヨーロッパの食卓をイメージして、ウッドプレートやフォークを合わせるとナチュラルなシャビーシックに。シュトーレンを乗せたプレートは、浮き彫りになった装飾部分の釉薬が剥がれやすいため、使う内によりシャビーな風合いになりますよ。

普遍的なデザインの野田琺瑯

ふきんの煮洗いに、野田琺瑯を使っているユーザーさん。シャビーシックなキッチンには、近代的な素材やデザインよりも、昔懐かしい琺瑯鍋や鉄のフライパンが似合います。ほかにも、ガラス瓶や木ベラ、磁器のプレートもおすすめです。普遍的なデザインは、どんなインテリアにも合わせやすいですよ。

バス・トイレのアイデア

バス・トイレはシャビーな雰囲気の演出が難しいエリアです。洗面台は、ホワイトペイントや琺瑯などのシャビーなアイテムを取り入れることで、インテリアをアレンジできますよ。可能であれば、システム洗面台ではなく、ヴィンテージ感のある洗面ボウルでコーディネートするとよいでしょう。トイレは壁紙とトイレットペーパーホルダーを取り替えて、好みのシャビーテイストを演出してみてくださいね。

シャビーなホワイトペイントミラー

モザイクタイル柄のクロスの上に、シャビーなペイントを施したミラーを設置したアイデアです。木肌が見える粗めの塗りがポイント。洗面台に置いた琺瑯カップやクラシックなランプシェードなど、小物の組み合わせも上手な洗面スペースですね。

浮き彫りの小物を合わせてよりクラシックに

こちらの洗面所は、ダークブラウンの木天板にクラシックな洗面ボウルと蛇口を組み合わせられています。システム洗面台はどうしてもモダンなテイストになってしまうため、洗面ボウルやミラーはそれぞれ別に設置するのがおすすめ。浮き彫りの装飾がついたキャンドルスタンドや円形のミラーを合わせることで、よりクラシックな雰囲気になっています。

唐草模様のエレガントなクロス

唐草模様のクロスがエレガントなこちらのトイレ。トイレットペーパーホルダーはシルバーのシンプルなデザインにすることで、クラシックな雰囲気にマッチします。トイレの背面に飾られた切り絵は、お子さんが作った作品だそう。優しげなオーバル型のフレームは、優雅なクロスの柄にぴったりですね。

モールディングの腰壁と漆喰を合わせて

こちらはモールディングデザインの腰壁に、漆喰を合わせたアイデアです。塗り跡をあえて残すことで、シャビーらしいテイストに仕上がります。彩度が低めのカラーでコーディネートすると、時代を経て色褪せたような雰囲気になりますね。

発泡スチロールでレンガ風壁面をDIY

こちらのトイレは、レンガのような壁面が特徴です。なんとユーザーさんが発泡スチロールで作ったレンガ風の壁面だそうで、塗装はグレーのスプレーを2色使い分けたそう。アイアン素材のトイレットペーパーホルダーもポイントです。

収納のアイデア

シャビーシックは、ラフなディスプレイ収納がおすすめです。食器やインテリア小物など、シャビースタイルに馴染むアイテムは見せる収納に、リモコンなどシャビースタイルに馴染まない生活感があるものは、隠す収納にするなどメリハリをつけるのがおすすめです。収納アイテムを、掠れのあるホワイトペイントでアレンジしてもよいでしょう。

エイジング加工を施したウォールシェルフ

エイジング加工を施した、ウォールキャビネットを制作されたユーザーさん。木目が見える掠れた塗装と、彫刻的な装飾がシャビーシックらしいデザインです。中に飾っているのはアンティークの洋書。ディスプレイは余白を残し、ラフに配置するのがポイントです。

花柄のクロスにホワイトペイントのシェルフを合わせて

こちらのユーザーさんは、リリカラライトの花柄壁紙の上に、時計をリメイクしたウォールシェルフを飾られています。重量があるため、柱の位置にしっかりと取り付けているそう。オープンタイプや中が見えるガラス扉は、空間に抜け感がでるため実際の重量よりも軽やかな印象に見えます。

フレンチ風のホワイトシェルフ

こちらのユーザーさんは、浮き彫り装飾がフレンチテイストなホワイトシェルフを作られれています。シャビーシックにはエレガントなデザインが似合うため、フレンチ風デザインの収納もおすすめ。シャビー感をプラスする場合は、塗装を擦るなど、使い込んだ風合いを出すとよいでしょう。

四方がガラス戸になったミニコンソール

猫足のフォルムが優雅な、こちらのミニコンソール。ホワイトでコーディネートされたお部屋の中で、ムラのあるダークブラウンが差し色になっています。前後左右すべてがガラス扉になっているため、濃い色味でも重たい印象になりませんね。

引き出しをシャビーテイストに塗装して

こちらのユーザーさんは、引き出しをシャビー風に塗装されました。部分的に剥げた塗装に、クラシックな取手の組み合わせはシャビーシックの定番です。ナチュラルなバスケットや、同じくシャビー塗装した温度計やサインボードの組み合わせも素敵ですね。

ダークグレーの塗装で甘さを抑えて

木製の引き出しをダークグレーに塗装して、セリアの名前プレートをつけたDIY収納です。シャビーシックは、ホワイトペイント以外も取り入れられます。甘さを抑えたい場合は、こちらのユーザーさんのようにダークカラーをアクセントにしてもよいでしょう。

サークルボックスをデコパージュでアレンジ

画像右側のサークルボックスは、デコパージュで作った作品です。デコパージュとは、柄のある紙を貼り付け、ニスで塗装する手芸のこと。ダークブルーをベースにしたマーブル模様が、ホワイトベースのお部屋の差し色になっています。好みの柄がない場合は、デコパージュで自作してもよいですね。背面のレンガ風壁面は、軽量レンガ「かるかるブリック」を漆喰で塗装してDIYされたそうですよ。

インテリア小物のアイデア

シャビーシックなお部屋は、インテリア小物を複数ラフに飾るのが定番。クラシックな雰囲気にしたい場合は、デコラティブなデザインのヨーロッパアンティークを取り入れて。気軽に取り入れられるアイテムとして、シリカゲルを使ったドライフラワーもおすすめです。

イギリスアンティークの三面鏡

ベッドサイドのドレッサーに、オーバル型の三面鏡をディスプレイしたユーザーさん。イギリスのアンティークだそうで、28,000円で購入されたそう。鏡には部屋を広く見せる効果もあるため、おすすめのアイテムです。ガーリーにまとめる場合は、デコラティブなフレームが似合います。

ベージュをリンクさせて統一感を

こちらのお部屋は、ホワイトと淡いベージュの優しげなカラーコーディネート。ランプシェード、キャンドル、クッションカバーの色がリンクしているため、アイテムを複数置いてもごちゃついて見えません。ランプシェードは光沢のない生地を選ぶことで、年月を経たようなシャビーなインテリアに馴染みます。

シャビーなフレームを飾って

ブルーグレーの壁紙に、シャビーなフレームを飾ったアイデアです。お部屋全体をシャビーテイストにするのは難しい場合は、インテリア小物でシャビー要素をプラスするのがおすすめ。褪せた木製フレームやクラシックな装飾のフレームなど、複数のデザインを組み合わせるとおしゃれにまとまります。

浮き彫りのフレームでエレガントに

こちらのユーザーさんは、ガーリーなベージュピンクのフレームを飾られています。シャビーシックには、彫刻的な浮き彫りも似合います。ヨーロッパテイストやエレガントさを出したい場合は、浮き彫りが施されたキャンドルスタンドや食器も取り入れてみましょう。

アーティシャルフラワーで彩りを添えて

シャビーな色合いのアーティシャルフラワーを飾ったアイデアです。生花はお手入れが大変ですが、アーティシャルフラワーであれば水の入れ替えの必要がありません。季節ごとに入れ替えて、お部屋の差し色として使ってもよいでしょう。花瓶、ケーキスタンド、壁に飾ったプレートの色合いや素材感を揃えることで、造花がより映えています。

ガラス瓶にドライフラワーを入れて

庭のお花をボトルフラワーとして飾られたユーザーさん。ドライフラワー用のシリカゲルを使えば、自宅でも手軽にドライフラワーが作れます。シリカゲルは花びらの色や形を保ったまま乾燥させられるため、鮮やかな色を残したい場合におすすめです。瓶はIKEAの「VARDAGEN」。重さがあるので、ブックエンドとしても使えます。

ケーキドームにドライフラワーを入れて

こちらのユーザーさんは、ナチュラルカラーのドライフラワーを飾られています。ケーキドームの中に入れることで、植物標本のような雰囲気も感じます。ドライフラワーはスワッグにして吊るすのが定番ですが、ナチュラルさよりもエレガントさを演出したいシャビーシックでは、平置きディスプレイもおすすめです。

スティックのりでシャビーな剥がれをつくって

こちらのユーザーさんは、シャビーなホワイトペイントフレームをDIYされました。まずは枠の下地として、ダイソーの水性ペンキウォールナットカラーを塗り、乾いたらスティックのりを重ね塗りするそう。スティックのりの上から水性ペンキホワイトを塗ることで、シャビーらしい剥がれが生まれるそうですよ。ホワイトのペンキは強弱をつけながら塗り、半乾きの状態で手で擦ってもよいそうです。


ここまでシャビーシックの作り方と、場所別実例を紹介しました。シャビーシックは、フェミニンさとエレガントさのバランスや、どの程度古びた風合いを出すかによってお部屋の雰囲気が変わります。好みのテイストを決めてから、アイテムを選んだりDIYすることで、世界観を感じる、おしゃれなインテリアになりますよ。


RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「シャビーシック」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!

リラックス空間を作る癒しの照明アイデア集

関連記事

RoomClipショッピングの関連リンク