古田織部と魯山人とへうげものと...。戦国時代の武将で一番好きなのは、古田織部。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に使え、利休尊師の弟子。実は武士として好きと言うよりも、数寄者としての、へうげっぷり(剽げっぷり)が、アーティストなのだ。織部のあの、へにゃ〜と、ほにゃ〜っと(笑)敢えて崩した感じが堪らなくイイ!!そして焼き物の「土」が感じられる。コミックやアニメの『へうげもの』は私の愛読書の一つである。で、その織部とか志野などで、古田織部を思い出させるのが、北大路魯山人。このお方もかなりな、へうげっぷり。魯山人の作品を最初に見た時の衝撃は、凄かった!! 頭をガツーンと殴られた様な感じ。大胆さの中に繊細さも感じられて、あぁぁ〜織部が生きていたら、多分数寄話に花咲くか、喧嘩しているかのどちらかで、面白いだろうなぁ。。。なんて想像した。 ところで、写真のお皿は、美濃の陶芸作家 佐藤和次 氏作の【織部 蟹文 七寸皿】魯山人の写しです。佐藤氏の作品を見た時、魯山人への尊敬と憧憬が見てとれて、そしてしっかり御自身の色になっている。あぁぁ〜良いなぁ〜。この蟹の、ほわ〜んと、へろ〜んとした感じと釉薬の妙。たまりませんわ。もうひとつ、写っている抹茶碗は、大阪に引っ越して最初に買ったもの。作家名前は忘れましたが、一目見て、おぉぉぉ〜この丁度良い塩梅にくしゃ〜っと、へご〜っとした、へうげな感じがお気に入り。やはり、土への愛着が感じるのだ。