今日は真面目な話。(え?)
わが家の建具はウォールナットというか
ダークブラウンというか
大人チックな落ち着いた色味です。
そんな中、リビングのドアだけは白。
二代目のドアだからです。
住み始めてニ年目だったか、
強風により思いきり閉まり、
その衝撃でぶっ壊れてしまったんです。
枠はガタガタに外れ、ガラスは粉々に。
廊下に広く飛び散り、それは玄関にまで
及びました。
うちのマンションは高台にあり
高層棟と低層棟が凸型にくっついています。
低層棟のベランダは目の前が小山の緑で
目にも優しく風の通りも穏やかそう。
一方、高層棟のベランダは目の前には
遮るものはなんもなく風通り放題。
そう、
わが家は高層棟です。くっ。
マンション横にある敷地内の遊歩道、
長男が幼稚園の時に
一緒に園バスを待っていたお友達が
おばあちゃまと歩いてきていたのですが、
「ビル風って言うの?風強くて歩けない」
そうおっしゃっていました。
内も外も強いんかい。
幸いなことに、ドアが粉々になった時は
まだ子らはいませんでした
夫婦二人暮らし。
いや、風の強さは知っていたんですよ、
住み始めてすぐから。
玄関を開ける時は必ずベランダ側は
全窓閉めるようにしていたし、
なんならドアストッパーも使ってた。
でもその日は、
相方がなんかしらん予定外に帰宅してきて。
換気のために家中の窓を開け放していた私、
玄関ドアのキー番号打つ音が聞こえた瞬間
「あ!ちょー待って!待っ・・」
ガチャ、バーン!ドン!ガチャンバキゴン!
バリンパリンチャリチャリチャリ〜
玄関に向かって走ってた私、瞬時に
廊下横の部屋に入り込んで無事でした。
(そういう能力は高い)
廊下は一瞬にして足の踏み場もないほど
ガラスが飛散悲惨。
相方も、私の声と猛烈な風圧に危険を感じ
すぐさま玄関ドアを閉めて無事でした。
(同じ能力持ってて良かった)
靴履いて窓を閉めに行き、もういいよ〜と
声をかけてようやっと
相方が家に入ることができました。
元々付いていたドアストッパーは
とても頼りない、もとい、オサレな
マグネットタイプのもの。
ドアとストッパーを磁石でカチャ、のやつ。
全然ストッパーにはなりませんでした。
新築ニ年目でこれか。マジか〜。
しばらくはドアなしで過ごしました。
あの鬼風が脳裏に浮かんで
ドアをつけることに恐怖を感じたという
可愛らしい理由だけではなく、
「ないならないでええんちゃう?」
ドアないから見晴らしええし、
家は気密性高いから冬は別に寒ないし、
夏は個室でクーラー 夜は寝室でクーラー
え、ドア要らんやん
それにさ、ドアって新しくつけるのに
どのくらいかかるん?コレ。←チャリーん
全ての建具がマンション仕様なので
調べてもなんでも規格外。
天井高いので建具も縦に長い。ひ〜
もういいやん、これで。これが。
似たもん夫婦ってこういう時助かります。
が、
そうは言ってられなくなったのは
それから数年後。
そうです、子に恵まれてからです。
さすがにドアがないのはいろんな面で困る。
生まれて、わが家に迎入れた瞬間から困る。
ありがたいことに元気に成長してくれたら
それこそ困る未来しか待ってない。
管理会社の担当さんと仲良しだった私たち
何かのついでにドアのことを相談した結果、
地元の工務店さんを紹介してくれることに。
来てくれたおじさんは職人さんってかんじ
無口で、テキパキ要点押さえてくれて、
必要な提案を必要な言葉数でしてくれて、
こっちが知らないことも丁寧に教えてくれ、
とにかく安全に考慮してくれ、
ものの十数分で帰っていきました。
そして、数日後、
この白いドアを持って来てくれて、
ものの数分で設置。
「車に乗せてきてるから」と、
無料でフックで引っかけるタイプの
ドアストッパーを取り付けてくれました。
いくら厚顔無恥な私でもそれは申し訳ない
でも、どんなにお支払いしますと言っても
受け取ってもらえませんでした。
無駄な動きも無駄なお喋りもない、
たまに独り言で作業確認してるのも
カッコいい。
生まれ変わったら絶対男になりたいと
昔から言ってる私。
力持ちで器用な男に生まれ変わりたい。
現世で徳を積もう。←?
あ、結果八万円くらいでした
破格の値段だと思います。
お安くしてくれて感謝しかない。
あと、今後のことを考えてガラスはやめて
アクリルにしました。
それと、元のドアと全く同じ色にするのは
難しいとのことだったのですが、
あ、それなら白がいいです、と私。
元のドアって建具とおんなじ色になる。
それなら、壁紙は白だし、
白いほうがドア浮かなくていい。
家具も合わせやすくなるし、
何より白だと部屋明るいやんか。
で、数年後の私。
引き戸にしたい欲ムクムク。
引き戸にすれば、万事解決ちゃうの。
(気付くの遅いんやないの)
そうすれば、風への恐怖や気遣いも無用、
ドアストッパーに足引っかけて
悶絶せんですむようにと
ふたつ並べて置いてあるトロファストも
他に移すことができて広くなるし。
できるんかな、どうかな、可能なんかな。
あの時のおじさん、まだ居てるかな。
今日は真面目な話。(え?)
わが家の建具はウォールナットというか
ダークブラウンというか
大人チックな落ち着いた色味です。
そんな中、リビングのドアだけは白。
二代目のドアだからです。
住み始めてニ年目だったか、
強風により思いきり閉まり、
その衝撃でぶっ壊れてしまったんです。
枠はガタガタに外れ、ガラスは粉々に。
廊下に広く飛び散り、それは玄関にまで
及びました。
うちのマンションは高台にあり
高層棟と低層棟が凸型にくっついています。
低層棟のベランダは目の前が小山の緑で
目にも優しく風の通りも穏やかそう。
一方、高層棟のベランダは目の前には
遮るものはなんもなく風通り放題。
そう、
わが家は高層棟です。くっ。
マンション横にある敷地内の遊歩道、
長男が幼稚園の時に
一緒に園バスを待っていたお友達が
おばあちゃまと歩いてきていたのですが、
「ビル風って言うの?風強くて歩けない」
そうおっしゃっていました。
内も外も強いんかい。
幸いなことに、ドアが粉々になった時は
まだ子らはいませんでした
夫婦二人暮らし。
いや、風の強さは知っていたんですよ、
住み始めてすぐから。
玄関を開ける時は必ずベランダ側は
全窓閉めるようにしていたし、
なんならドアストッパーも使ってた。
でもその日は、
相方がなんかしらん予定外に帰宅してきて。
換気のために家中の窓を開け放していた私、
玄関ドアのキー番号打つ音が聞こえた瞬間
「あ!ちょー待って!待っ・・」
ガチャ、バーン!ドン!ガチャンバキゴン!
バリンパリンチャリチャリチャリ〜
玄関に向かって走ってた私、瞬時に
廊下横の部屋に入り込んで無事でした。
(そういう能力は高い)
廊下は一瞬にして足の踏み場もないほど
ガラスが飛散悲惨。
相方も、私の声と猛烈な風圧に危険を感じ
すぐさま玄関ドアを閉めて無事でした。
(同じ能力持ってて良かった)
靴履いて窓を閉めに行き、もういいよ〜と
声をかけてようやっと
相方が家に入ることができました。
元々付いていたドアストッパーは
とても頼りない、もとい、オサレな
マグネットタイプのもの。
ドアとストッパーを磁石でカチャ、のやつ。
全然ストッパーにはなりませんでした。
新築ニ年目でこれか。マジか〜。
しばらくはドアなしで過ごしました。
あの鬼風が脳裏に浮かんで
ドアをつけることに恐怖を感じたという
可愛らしい理由だけではなく、
「ないならないでええんちゃう?」
ドアないから見晴らしええし、
家は気密性高いから冬は別に寒ないし、
夏は個室でクーラー 夜は寝室でクーラー
え、ドア要らんやん
それにさ、ドアって新しくつけるのに
どのくらいかかるん?コレ。←チャリーん
全ての建具がマンション仕様なので
調べてもなんでも規格外。
天井高いので建具も縦に長い。ひ〜
もういいやん、これで。これが。
似たもん夫婦ってこういう時助かります。
が、
そうは言ってられなくなったのは
それから数年後。
そうです、子に恵まれてからです。
さすがにドアがないのはいろんな面で困る。
生まれて、わが家に迎入れた瞬間から困る。
ありがたいことに元気に成長してくれたら
それこそ困る未来しか待ってない。
管理会社の担当さんと仲良しだった私たち
何かのついでにドアのことを相談した結果、
地元の工務店さんを紹介してくれることに。
来てくれたおじさんは職人さんってかんじ
無口で、テキパキ要点押さえてくれて、
必要な提案を必要な言葉数でしてくれて、
こっちが知らないことも丁寧に教えてくれ、
とにかく安全に考慮してくれ、
ものの十数分で帰っていきました。
そして、数日後、
この白いドアを持って来てくれて、
ものの数分で設置。
「車に乗せてきてるから」と、
無料でフックで引っかけるタイプの
ドアストッパーを取り付けてくれました。
いくら厚顔無恥な私でもそれは申し訳ない
でも、どんなにお支払いしますと言っても
受け取ってもらえませんでした。
無駄な動きも無駄なお喋りもない、
たまに独り言で作業確認してるのも
カッコいい。
生まれ変わったら絶対男になりたいと
昔から言ってる私。
力持ちで器用な男に生まれ変わりたい。
現世で徳を積もう。←?
あ、結果八万円くらいでした
破格の値段だと思います。
お安くしてくれて感謝しかない。
あと、今後のことを考えてガラスはやめて
アクリルにしました。
それと、元のドアと全く同じ色にするのは
難しいとのことだったのですが、
あ、それなら白がいいです、と私。
元のドアって建具とおんなじ色になる。
それなら、壁紙は白だし、
白いほうがドア浮かなくていい。
家具も合わせやすくなるし、
何より白だと部屋明るいやんか。
で、数年後の私。
引き戸にしたい欲ムクムク。
引き戸にすれば、万事解決ちゃうの。
(気付くの遅いんやないの)
そうすれば、風への恐怖や気遣いも無用、
ドアストッパーに足引っかけて
悶絶せんですむようにと
ふたつ並べて置いてあるトロファストも
他に移すことができて広くなるし。
できるんかな、どうかな、可能なんかな。
あの時のおじさん、まだ居てるかな。