「コンパクトをスマートに使いこなす。自然と家族が輪になる空間」憧れのキッチン vol.61 mimyさん

「コンパクトをスマートに使いこなす。自然と家族が輪になる空間」憧れのキッチン vol.61 mimyさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

自然体でありながら、すっきりと心地よい暮らしを実現されている、mimyさん。今回はそんなmimyさんが、リノベーションを機に手に入れられた、とっておきの"造作キッチン"をご紹介します。

コンパクトな中古マンションに住む三児の母です。子どもたちも私も、のびのびと暮らせるように、できる限りスッキリ・シンプルに、を目指して日々奮闘中です。

家族と過ごせる、ストレスフリーの理想形

mimyさん宅のキッチンは、木の素材感と、ほんのりと漂う生活感で生み出されたナチュラルな温もりが印象的な空間です。また、ダイニングに対してオープンなL字型の作りは、使い勝手も良さそう。まずは、リノベーションのきっかけや、キッチン作りへのこだわりについて伺ってみましょう。

mimyさん

「以前は閉鎖的なカウンターキッチンでした。そのため、子供に呼ばれてもすぐに行けず、食事の準備や後片付けも動線が悪い……と何かとストレスを感じることが多かったんです。そこで、リノベーションでダイニングとキッチンを思い切って一体化させてしまうことにしました。お陰で今は、ダイニングやリビングで過ごす家族との距離も近く、動線も申し分ない理想のキッチンになりました。」

優しさと心意気の詰まった、ボーダレスなLDK

キッチン、ダイニング、リビングがボーダレスに集まった間取りからは、家族団欒を大切にするmimyさんの優しさと、空間と時間を有効活用する心意気を感じます。ここからは、LDKリノベーションを機に変わった点や、このスタイルだからこそのメリットについて詳しくお聞きしていきます。

キーワード1 造作だから叶う”自分好み”のスタイル

mimyさん

「まず、私は扉嫌いなんです。なので、家中のほとんどの扉を断捨離!キッチンも、吊り戸棚と調味料スペース以外は扉レスのオープンな作りにしてもらいました。造作キッチンなので、使う素材やサイズ感だけでなく、調理機器、家電までもとことん自分好み♪お気に入りの場所です。」

キーワード2 家族が自然と輪になるカタチ

mimyさん

「リノベーション後、家族が自然とダイニングに集まってくるようになりました。おしゃべりしたり、勉強したり、テレビを見たり、今ではすっかりダイニング・キッチンが家族の憩いの場なんです。台所仕事をしていても家族の輪に自然に入れるのがこのカタチの良い所です。」

キーワード3 スマートに家事をこなせるコンパクトなキッチン

mimyさん

「我が家の「壁付けL 型キッチン」のスペースは決して広くはありません。でも、コンパクトゆえに、台所仕事が最小限の動作で無駄なくサッと行えます。そこに、オープン収納の手軽さも加わり、リノベーション前よりかなり家事が時短できていますね。今ではこの狭さがとてもありがたいです。」

なるほど、リノベーションで閉鎖的なキッチンを一転、開放的にしただけでなく、よりコンパクトなスペースを賢く活用できるよう改善されたんですね。また、キッチンを造作にすることで、サイズ、収納、調理機器といった細部まで自分好みの理想のキッチンを実現されているのも素敵です。ここからはさらに、mimyさんのように、コンパクトなキッチンを使いやすくスッキリコーディネートするコツをお伺いしていきます。狭小キッチンだから、使い勝手は諦めている……そんな方にも目から鱗のアイデアばかり。是非、参考にしてみてください。

狭くてもスッキリ使いやすい空間を作る3つのコツ

その1 ケースに分類収納で、使うもしまうもスッキリ楽々

mimyさん

「扉嫌いなので基本はオープン収納です。でも、全てを表に出しておくと使いづらいし、いちいち見映えよく並べるのも正直面倒……。そこで、キッチン下の収納スペースに、カゴ、ステンレスワイヤーバスケット、ファイルボックスといった収納ケースを使い、中身を隠して分類収納しています。こうすることで、色の氾濫を抑えることもできるので空間がスッキリするんです。しかも片付ける時も、決められた場所にポイポイ入れていくだけなのでとっても楽ちん!めんどくさがりな私にはうってつけの収納法です。また、見せる収納の部分も、ある程度分類しておいた方がなんとなくスッキリすると思いませんか?」

その2 必要を明確にする断捨離と、必要なモノたちの定位置づくり

mimyさん

「リノベーションの際に大切にしたのは、収納力より開放感……部屋全体としての広さでした。そこで、一年に及ぶリノベーション打ち合わせ期間中に、断捨離を決行しました。モノと向き合い、必要・不必要を見極めたんです。食器や雑貨類はもちろんですが、場所を取るキッチン家電も他で代用できるものは思い切って処分したんです。(例:炊飯器=鍋炊飯で代用可、トースター=グリルで代用可、電気ケトル=コーヒー用ケトルで代用可)こうして最終的に残った、本当に必要なものたちが迷子にならないよう、それぞれの定位置を作りました。片付ける場所が明確だから、何も考えずにササッと片付けられるってなかなか気持ちいいんですよ。」

その3 見えるものは色・素材を揃えて、空間に馴染みよくまとめる

mimyさん

「カラフルなものも好きなのですが、キッチンはリビングやダイニングと一体化した一つの空間なため、色数が増えすぎて、ごちゃついてしまわないよう気を付けているんです。そのため、部屋全体として見た時に馴染みがよくなるよう、キッチン用品や食器といった目につくものは、「白」「ステンレス」「木製」を中心に揃えているんです。たまに、黒や北欧カラーを入れてアクセントにしています。」

最後にキッチンをもっと素敵にするためのアドバイスをいただきました

mimyさん

「食器や雑貨、便利そうなキッチン家電……魅力的なものはたくさんあります。でも、あれもこれもと物欲のままに揃えていたときは、キッチンが使わないもので溢れかえっていました。"自分にあったもの""ずっと飽きずに使えるもの"を、使いやすい位置に収納しすれば、暮らしがもっと快適に、そして楽しく変わると思います。」

まとめ: 考え方次第で、使いやすくスッキリ快適なキッチンは誰にでも作れる

『狭くて使いづらい』こんな風にお悩みの方、少なくはないと思います。でも、mimyさんはそんなデメリットを『コンパクトだから小回りが利く』と捉え、リノベーションによって非常に生活動線に優れたキッチンを実現されていました。さらに、断捨離や必要なものの定位置を決める工夫、色の繁殖や生活感を抑える工夫が加わり、より快適な空間になっています。

リノベーションは、誰もがすぐに挑戦できることではないかもしれません。しかし、デメリットと思う部分の見方を変えて、メリットを見つけ出すことは誰にでも可能です。例えば、『構造上、生活感が丸見えでなんとなくゴチャつく』とお悩みなら、mimyさんの断捨離や分類収納を参考にしてみてはいかがでしょうか?きっと『開放的で使いやすい』キッチンに生まれ変わるはずです。


mimyさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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