「機能性までリアルに追求した、家族が集まるダイニングバー」憧れのキッチン vol.113 berryさん

「機能性までリアルに追求した、家族が集まるダイニングバー」憧れのキッチン vol.113 berryさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、インダストリアルやブルックリンスタイルをミックスした、あっさりと男前なインテリアが魅力的なberryさんのキッチンをご紹介します。カフェバーのような雰囲気の良いキッチンをつくるコツを見ていきましょう。

夫、娘、息子の4人家族です。1年半前に中古マンションを購入しフルリノベーション。それを機に色んなテイストをミックスしたインテリアを満喫中。

目指したのは、お酒を楽しく飲める空間

berryさん宅のキッチンは、街中にあるカフェやバーのような雰囲気の空間です。大きめのカウンターや吊り棚に並ぶお酒、グラスハンガー、ちらりと見えるキッチンツール……すべてが、長居したくなるお店のそれのよう。むき出しの配管、レンガやサブウェイタイルの壁がさらに、ムードを本格的なものにしているようにも感じます。まずは、berryさんのキッチンへのこだわりや意識している点などからお伺いしてみましょう。

berryさん

「夫婦の共通の趣味である『お酒を楽しく飲める空間作り』をテーマに、バーカウンター風にリノベーションしました。アイアンや木を使って、インダストリアルやブルックリン系のかっこいいテイストに仕上げています。 また、普段の動線を徹底的に研究し、全ての動作が1、2歩で完了するよう配置を考えたうえで、キッチンは造作してもらいました。」

ダイニングも兼ねる暮らしの中心部

家の中心に位置するL字のカウンターキッチンは、まさに暮らしを象徴するスポットではないでしょうか?ダイニングを兼ねるキッチンなので、家族もそこに自然と集まってくるはずです。ここからは、そんな住まいの顔ともいえる、都会的で男前なバーキッチンをつくるコツに迫っていきます。大きなダイニングテーブルは使いたくない、限られたスペースでディスプレイと収納、両方楽しみたい!そんなお悩みを抱いている方にもおススメのアイデアが隠されていますので、是非、チェックしてみてくださいね。

キーワード1 フレキシブルに活躍する、万能サイズのカウンター

berryさん

「部屋が小さいので、大きなダイニングテーブルは置きたくありませんでした。そこで、キッチンの周りに横3m、奥行き50㎝とゆったりサイズのカウンターをL字型に作りました。晩酌はもちろん、食事もここで済ませますし、子供達がお絵かきしたり、本を読んだりするのもここです。」

キーワード2 表裏でわける、賢い吊り棚活用

berryさん

「お酒を並べるのにちょうどよい高さに、吊り棚を設置し、さらにワイングラスハンガーを取り付けました。吊り棚のカウンター側にお酒を置き、キッチン側にラップや布巾などのキッチンを小物を収納しています。また、カウンター上にはアクセントに、ジャーナルスタンダードファニチャーのインダストリアルな照明をプラスしました。」

キーワード3 扉のないアクションレス仕様

berryさん

「とにかくズボラで掃除も得意な方ではありません。苦手な部分が少しでもスムーズになるように、キッチンを造作しました。例えば、シンクやコンロ下にはあえて引き出しや戸棚を付けず、オープンにして、キャスター付きの収納ラックを入れています。扉や引き出しを開けるというアクションが減る分、すぐに取り出せますし、しまうのも楽です。また、シンクのすぐ下に、ゴミ箱と生ゴミ処理機を置くなど、作業動線を考えたベストな配置になっています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

berryさん

「とにかく自分の普段の動線を研究したり、こんなインテリアいいなと妄想してみてください。そして、ネットで調べるだけでなく、色んなテイストのインテリアショップやショールーム、モデルルームなどに足を運び、見て・触って・感じてください。そうすることで、自分の好きなものを知ることができたり、新しい発見もあったりして、理想の空間作りにつながっていくと思います。私も、今ではインダストリアルをベースに色んなテイストを加えた、私好みのミックスインテリアを楽しんでいます。」

まとめ: 自分と家を知ることが、ベストな空間づくりの決め手になる

バーやカフェのインテリアは当然のように、好印象でオシャレです。でも、商売の場であるからこそ、そこには当たり前に使い勝手の良さもあるはず。berryさんのキッチンは、そんな部分も含めて「バー」のように作りこまれています。吊り棚の表と裏を上手く使い分ける収納術などは、まさにそんなリアルなつくりこみの一つではないでしょうか。そうした賢い工夫が、インダストリアルな雰囲気と重なり、より本格的な雰囲気を引き出しているように思います。ご自身のライフスタイルや動きを踏まえて、キッチンの内側に、扉のないオープン収納を採用しているのも、結果的に機能性や迅速な動きを必要とするお店のそれに近いものとなっています。

もし、バーやカフェのようなキッチンをつくりたいとお考えなら、見せ方も大切ですが、berryさんのようにリアルな機能性の追求から丁寧にはじめてみませんか。使いやすさは、理想の状態をキープすることにもつながります。


berryさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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