「好きの本質を知ることから始める、理想実現メソッド」 by sippoさん

「好きの本質を知ることから始める、理想実現メソッド」 by sippoさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、リラックス感のあるナチュラルモダンなインテリアで住まいをコーディネートされているsippoさん宅の、カフェスタイルキッチンをご紹介します。

2017年3月に念願のマイホームを建て、夫婦とお義母さん、そしてウサギと暮らしています♡どうしたら理想のお家になるか悩んでいた頃、RoomClipに出逢いました。たくさんの素敵なお家の実例を見ることができ、毎日、毎日、食い入るように(笑)見て参考にしながら完成したのが今の我が家です。今度は、私が悩んでいる誰かの参考実例の1つになれたら光栄だな~っと思っています。

純粋に感性を刺激してくれるものを集めた空間

sippoさん宅は、シンプルな色彩とモダンなシェイプですっきりとコーディネートされた、リラックス感のあるインテリアが魅力的です。キッチンにおいても、ファニチャーや照明、アートに雑貨、食器、家電……そこにあるひとつひとつのもの全てが確かな存在感を放っているのが印象的。そしてそのどれもが、個性的であるけれど、シンプルで無駄がないため、自己主張で相殺し合うことなく心地よく互いを高め合いながら共存しているのが素敵です。キッチンのコーディネートやアイテム選びはどのようにされているのですか?まずは、sippoさんなりのこだわりやテーマなどを教えてください。

sippoさん

「大好きなインテリアショップのショールームやリラックスできるカフェのような空間作りをテーマに、自分の感性にあったものや好きなものだけを一つ一つ選んで組み合わせました。こだわりは、自分が好きなものだけ置くこと。それ以外のものは極力、隠すようにしています。」

開放的なオープンカウンターキッチン

広々と開放的なsippoさん宅のLDKの中でも、そこに立てば空間全体を見渡せるキッチンは中心的な存在です。ダークカラーのカウンターパネルやキッチン背面のアクセントウォールが、空間全体に程よいアクセント効果を与え、ボーダレスなLDKにメリハリと奥行きを演出しているよう。吊戸棚などの上部を占める収納は取り付けず、代わりに抜け感と透明感のあるペンダントライトを取り入れることで、より爽やかな広がりを感じさせてくれるのもポイントです。ここからは、こうした魅力も含めsippoさんのキッチンづくりに込められたこだわりにより詳しく迫っていきます。理想はあるけれど、何から始めれば良いかわからない……理想が多すぎて取捨選択が難しい……こんな風にお悩みの方も要チェックです。

キーワード1 情報収集で導きだした理想のスタイル

sippoさん

「我が家はデザイナーズ分譲住宅です。そのため間取りは決められていたのですが、その他はセミオーダーできるシステムでした。そこで、間取り以外を理想に近づけるために情報収集をして、イメージを都度、ノートにまとめるようにしました。その結果、私の理想のキッチンの共通点を見つけることができました。①カウンターキッチン②ペンダントライトが並ぶキッチン!であることです。この2つを取り入れられるデザインにしました。」

キーワード2 スポットごとに設定されたテーマカラー

sippoさん

「リビング・ダイニングはウォールナット材の家具で揃え、ブラウンを基調とした落ち着いたリラックス空間を意識しています。そんなリビング・ダイニングからカウンターを越えたキッチンスペースは、清潔感のあるホワイトを基調にし、メリハリをつけました。もともと、『リビングはリラックス&カッコいい空間!キッチンはホワイトにしたい!』という譲れない思いがあったんです。両方実現させるに当たって、リビングからキッチンを見たときに空間として浮かないよう、ポイントカラーをブラックで揃えて、空間全体に統一感が生まれるようにコーディネートしています。」

キーワード3 快適が連鎖する、「動線美」収納

sippoさん

「我が家は二世帯暮らしです。共有スペースのキッチンは、スムーズに使いたいものが取り出せるように、『使う場所』を意識した収納を心がけました。具体的には、シンク下(1段目:ボールやザル、水を入れてから使うことの多い鍋。2段目:スポンジや洗剤などキッチンで使用する備品ストック)、調理スペース下(1段目:よく使う調味料、ハサミやカトラリー。2段目:調味料、調理器具)、コンロ下(1段目:フライパン。2段目:缶詰や乾燥系の食品ストック)、ゴミ袋はゴミ箱の近くに!というように、動線に添った快適な配置になっています。また、収納のルールを決めることにより、家族全員がキッチン内でものを探すこともなく、みんなの時短にもつながっていると思います。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

sippoさん

「私はすごく優柔不断で、好きなインテリアのテイストも幅広いので、目移りばかりしていました。なので、『素敵』と感じたキッチン写真を集め、コピーし、ノートに貼り付けて憧れカタログを作っています。作ってみると、自分の憧れるものに意外な共通点を発見できるなど、自分の『好き』の方向性が明確に見えるようになります。RoomClipなら画像保存ができるので、『いいね』だけではなく、ときめくお部屋を保存して集めて、自分の好みと向き合ってみるのもおススメですよ。我が家もまだまだ理想に到達できていませんが、きっとこれからも理想は進化していくと思います。RoomClipを楽しみながら、居心地の良いキッチンを目指していきたいです。」

まとめ: 好みを俯瞰して、理想の方向性を知る

個性的なアイテムが不協和音を奏でることなく、心地よく調和し洗練された空間を生み出しているsippoさんのインテリアスタイリング。その背景には、憧れをスクラップしてご自身の「好き」を、第三者的な視点から俯瞰することで得られる気づきがありました。あれも好き、これも好き、いろんなテイストのインテリアが好きで自分の好みや理想には一貫性がない……そう感じている方も多いのではないでしょうか?でも、もしかするとその「好き」たちには、sippoさんのように俯瞰してみると共通点を見つけることができるかもしれません。そして、その共通点こそ、自分らしい理想のスタイルを導くのに最も大切な芯になります。

自分の好きを深めることは、キッチンづくりやインテリアだけでなく、暮らしそのものを輝かせ、活かしてくれるはずです。好きを楽しんでいれば、心に余裕も生まれます。その余裕は、使いやすさや家族への配慮といった、好きを楽しむその先の丁寧さにつながっていきます。インテリアの方向性が見つからない・定まらないと言う方は、ぜひ一度、sippoさんのメソッドを参考に自分自身と向き合って「らしさ」という好きの共通点をみつけてみてください。


sippoさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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