「目を閉じても心地よさに浸れる、凛として優しい住まい」 by kayuwaさん

「目を閉じても心地よさに浸れる、凛として優しい住まい」 by kayuwaさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、スッとする爽快さと穏やかさを併せ持つ、シンプルモダンなインテリアづくりをされているkayuwaさんとそのお宅をご紹介していきます。瞑想中に得るような、ゆったりとした心地よさが自然と漂う空間の魅力に迫っていきましょう。

今回ご紹介するのはこの方です!

田舎の小さな平屋に、夫婦ふたりで暮らしています。 夫の転勤により住まいは賃貸となるため、必要なものを最小限にしながら日々心地よく暮らせるように心がけています。

わび・さびを捉える心地よさ

シンプルモダンの中に生きる和の精神

お仕事柄、転勤が多いと言うkayuwaさんご夫婦が現在暮らしているのは、賃貸の平屋です。さっぱりと整えられた玄関には、ふんわりとお香の芳香が漂います。ふと、足元に目をやるとミニマルだけれど印象に残るお香立て。研ぎ澄まされた個性のありのままを活かす様子からは、どことなく日本ならではの『わび・さび』の心を感じます。

奥に見えるブルーグレーの扉の先に広がるLDKの眺めが、玄関で感じた印象をさらに深めてくれました。オリエンタルな芸術品のようなラグ、その上に展開されるインテリアはシンプルですが、いずれも佇まいで目を惹くものばかりです。装飾ではなく必要なもので醸し出す美は、余白を愛でる心の余裕を与えてくれるような気がします。

多くを飾らず閑寂な雰囲気の中に、心地よい瑞々しさと躍動感を添えているのが観葉植物たちです。壁に映る影にも味がありますね。 ニュートラルな雰囲気の中で、周りと調和していたテレビ周りも印象的です。時にリアルな生活感を出すテレビがインテリアの雰囲気を邪魔するように感じられることもありますが、kayuwaさんのお宅では、アートのように凛とインテリアの一部に溶け込んでいました。壁掛けのようで床置き、存在感は希薄だけれど耐久性は十分。シンプルな暮らしのニーズを全て叶えてくれるようなテレビ台があるんですね……。ちなみにこちらのテレビ台(anataIRO)は、ひと目惚れして即購入されたのだそうです。

飾らない日常の美しさ

kayuwaさんの暮らしは、背伸びしたり格好つけたりせず、自然体で魅せてくれます。それが、実際暮らすうえでも、客観的に眺めたときにも感じる心地よさの秘訣ではないでしょうか。団らんの場、ダイニングを拝見するとそのことを実感します。北欧家具の優しい曲線が、食事も仕事も何気ないひとときも和やかに演出してくれそうです。

対面スタイルのオープンなキッチンもまた、自然体です。でも、生活感があふれているというようなことはありません。色味やデザインのそろった家電を見るに、必要最低限を丁寧に厳選されていることがわかります。そしてこちらでも、グリーンが清潔感や爽快感を一層高める良い仕事をしていました。

こだわりが凝縮する一番リラックスできる場所

お住まいの中で一番好きな場所をお伺いしたところ「寝室」とのお答えをいただきました。なんでも、一番リラックスできる場所にするため、いくつものこだわりが詰まっているそうです。まずは足元から。空間をコーディネートする際、リネンやファブリックの雰囲気を大切にしたいという思いから、フローリングの上にタイルカーペットを敷いています。このおかげで、朝起きた時に素足でもヒヤッとしない心地よさがあるのもポイントです。

そして、丁寧に厳選された寝具やディスプレイ、ファブリックと相まって、天井にある大きな丸いペンダントライトが、全体を見事に調和させています。『どうしても和紙の照明をつけたかった』kayuwaさん切望の一品です。夜明かりをつけると満月のように優しい光を放ち、風を受けてぼんやりと揺らめきます。それを眺める時間が癒しだと話してくれました。

洋の趣と和の趣をバランスよく取り入れたシンプルモダンがkayuwaさんのつくるインテリアの特徴です。寝室の壁には、その真髄も見ることができました。それがこちらのキャンドルホルダー。茶室などにある円窓のような繊細なライン、ちょこんとのる明かり……眺めているだけで心身の緊張をほぐしてくれそうです。ミニマルな造形美の辿り着く先は、洋も和も同じなのかもしれない、そんな風に思えてきます。飾り立てず、たっぷりと余白を味わう寝室は、目を閉じてもその雰囲気に浸ることができるのではないでしょうか。

今回拝見させていただいたご夫婦の素敵な暮らしは、まだまだほんの一部です。他にもたくさんの魅力ある眺めや、それを支えるこだわり・アイデアがたくさんあります。ぜひ、引き続きチェックしてみてください。

kayuwaさん邸の間取り図

kayuwaさん宅は、2LDKの間取りです。平屋ならではの無駄のない生活動線が、丁寧な暮らし振りを映すシンプルモダンなインテリアをそっと支えています。

kayuwaさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

kayuwaさん

素直に心地よいと思える空間を心がけています。例えば、自分が穏やかになれて、くつろげて、時には励まされるような、そんな家にしたいと思っています。最近は海外の『わび・さび』や『禅』の精神に感化されたモダンなインテリアが好きで、そういった要素も意識しているんです。夫も含め、仕事やプライベートで海外に行くことが多かったので、各地に由来するものも取り入れています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

kayuwaさん

主にACTUS、Royal Design、無印良品、LOWYAで買っています。Creemaや地元の古道具屋で掘り出し物を探すこともあります。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

kayuwaさん

ソファ『プレイグラウンド(アイラーセン)』です。長時間座っても疲れない適度な固さを求めていたので、主に海外製で探していました。アイラーセンのプレイグラウンドは座り心地に加え、背もたれの位置を変えることができたり、前後両面が使えたり、どこにどんな向きで置いても様になるところが魅力です。

そしてもうひとつが、大きなエバーフレッシュ。180cmくらいの大きな観葉植物が欲しくて、管理面などを考えた結果こちらになりました。『ねむの木』とも呼ばれていて、夜になると葉を閉じる様子は本当に眠っているようで面白く、可愛らしいです。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

kayuwaさん

自炊です。最近ハマっているのは、タイやベトナムの東南アジア料理と、インドカレー。東南アジア料理は、鶏ミンチから出汁をとったり、現地の調味料で味付けをしたり、こだわってつくっています。ハーブもたくさん採れるので体にいい気がして好きなんです。インドカレーは、主に夫の趣味でして、スパイスから調合してつくってくれます。毎回3種類ほど付け合わせも添えて、それらを混ぜて食べるのがブームですね。それに伴って、パクチーの消費量がかなり増えたので、水耕栽培で自家栽培もはじめたところです(笑)。収穫してもたくさん生えてくるので、すごく助かっています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

kayuwaさん

この度は貴重な機会をいただきまして、本当にありがとうございます。こうして皆さんに見ていただけたこと、とても嬉しく思っています。 心地よいと思えるインテリアは、季節や年齢によって少しずつ変化していくものだと思っていますので、これからも皆さんの素敵なおうちを参考に、自分のスタイルを考えていきたいと思います。

kayuwaさんのお部屋ギャラリー

クリックすると大きいサイズでみることができます。


kayuwaさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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