RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、北欧スタイルをベースに洗練した空間づくりをされているemi__さんに、『大好きな場所』キッチンに込めたこだわりや工夫をたっぷりお伺いしました。
築13年目。夫婦+中1息子・小4娘の4人家族です。40歳を機に断捨離をはじめ、家を見つめ直しはじめました。2020年12月、壁紙リフォーム。2021年4月には、キッチンのプチリフォームを行っています。
後悔をバネに、生まれ変わった空間
emi__さん宅のキッチンはインテリアにスッと馴染んでいます。ナチュラルでありながらも、LDK全体の雰囲気に心地良いスパイスと躍動感を添える良い仕事をする空間です。プチリフォームをされたばかりとのことですが、どのような理由、どのような思いで踏み切られたのですか?こだわったポイントなども含め教えてください!
「築13年目の我が家、後悔だらけのキッチンでした。そこで『嫌いなキッチンを、一番好きな場所にしたい』をテーマにプチリフォーム。圧迫感のあった吊戸棚は撤去し、造作カップボードと新しく小さな吊戸棚をオーダーしました。きちんと存在感はあるけれど、他のインテリアとも調和する空間を目指しています。」
インテリア性を高める奥行き
なるほど、『嫌い』を『大好き』へ……素敵なテーマのもとに生まれ変わったんですね。emi__さん宅のキッチンは、今も後悔と共にある方に前向きな気づきを与えてくれるのではないでしょうか。圧迫感をオフし、インテリアとの調和をプチリフォームで高めたことで、キッチン分の奥行きがLDK全体の味を深めているようにも感じます。こうした効果が得られるのも、対面オープンスタイルのキッチンならではの醍醐味のひとつですね♪
ここからは、emi__さんが『嫌い』を『好き』に変えていく過程でこだわったポイントに詳しくフォーカスしていきます。リフォームを検討中の方も、これから家づくりを計画されている方もぜひ、注目してみてください。
キーワード1 主役は、ナチュラルに存在感を放つカップボード
「インテリアに馴染むことを第一に考えて、オーダーした造作カップボードです。グレー×ウッドの配色で、存在感はしっかりありつつも、チュラルな雰囲気が気に入っています。すっきりと見えるように、既存のキッチンにジャストサイズで設計してもらいました。」
キーワード2 無印良品の規格を参考にした、収納サイズ
「収納の奥行きや高さは、無印良品の規格を参考にしました。引出式ではなくオープンスペースにした下段は、無印良品のボックスにお菓子やお弁当グッズなどを収納し、気軽に持ち出しできるようにしています。家族の成長とともに、収納もうまく変化させていきたいです。」
キーワード3 実用性と雰囲気を意識した、小さめの吊戸棚
「キッチン背面には、小さめの吊戸棚を設置しました。我が家はパントリーがないため、この吊戸棚は本当に重宝しています。ドアの高さと合わせたり、カップボードの天板より奥行きを小さくしたりという工夫が、圧迫感を出さないポイント。踏み台がなくても手が届くので使いやすいです。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
「毎日使うキッチンだからこそ、自分軸で考えることが大切だなぁと感じています。最初から完璧なキッチンにはならないと思うので、自分らしいキッチンに近づけるように諦めず、追求することが大事だと思います。」
まとめ: 使いやすさも居心地の良さも、自分軸
今は手軽に、素敵なキッチンのお手本をたくさん見つけることができます。だからこそ『こうしなければいけない』という既成概念に知らず知らず縛られていることがあるかもしれません。そうじゃなくていいんだ……とemi__さんの『自分軸で』というひと言に気づかされます。
皆にとって便利でも、私にとっては扱いにくいかもしれない。皆がいらないと言っているものも、自分には実は必要かもしれない。これまでの後悔をバネに、自分や家族にとっての快適を追求したemi__さんの言葉だからこそ、説得力があります。ぜひ、今回教えていただいた工夫やアドバイスを参考にしつつ、自分にとってベストな環境を見つけてみてください。
emi__さんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!