RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は明るく優しく、そして心地良く品を漂わせるインテリアづくりをされているsorasoraさん宅から、ブルーグレーのアクセントクロスが目を惹くキッチンをご紹介していきます。リノベーションならではのお話しや、お気に入りの空間にするためのコツもたっぷりお伺いできました♪
今年で62才になります。インテリアの雑誌を見たり、ネットでおしゃれなインテリアや動画を見るのが大好きです。今はまだ仕事をしていますが、休みの日などに模様替えをしたり、片付けしたりするのも好きです。これから外構工事をする予定なので、庭をおしゃれに変身させるのが、目下の楽しみ。テラスでゆっくりお茶をする日が待ち遠しいです。またいつかそんな場所も、取材していただけたら嬉しく思います（笑）。
目指したのは、心を満たすシンプル
sorasoraさん宅のキッチンは、明るい白と落ち着いたブルーグレーのコントラストが絶妙です。色合いの明暗を和らげる、ウッドの素朴な風合いの取り入れ方も素敵なところ。インテリアの一部として丁寧にコーディネートやディスプレイづくりをされている印象ですが、特に大切に意識されているのはどんなことなのでしょうか？まずはその辺りから教えていただきました。
「還暦を過ぎての実家リノベーションでしたので、できるだけ物を減らしたシンプルなキッチンを目指しました。これからの暮らしを考えて、必要な物だけ、シンプルな中にも自分の好きな色や好きな物がきちんとあることを大切にしています。家全体のキャパを考えると、キッチンスペースがコンパクトになるのは必然でした。ただ、リノベーションで大好きなブルーグレーのクロスと白基調の床を採用したことで、コンパクトさを忘れるくらいスッキリ開放的に仕上げることができたと思います。もとは北側だったところを南に移動できたのも気に入っているポイントのひとつですね。
今はまだ物と向き合いながら試行錯誤を繰り返しているところですが、終の住処を、そしてお気に入りのキッチンをより一層心地よく整えていくことを楽しんでいきたいと思います。」
バックヤードのあるオープンスタイル
機能面だけでなく、心を満たすために必要なことも大切に考え整えたシンプルさだから、穏やかで温かな雰囲気の空間に仕上がったんですね。そんなキッチンは、間取り図で拝見するとリビングやダイニングを見守れるオープンスタイルであることも分かります。でも、キッチンの後方にそっと伸びる収納スペースやそれに付随したパントリーといったバックヤードがあり、インテリア的には見せたいものしか見えない仕組み。バックヤードがあるからこそ、飾り棚を『飾る棚』として楽しめるのかもしれません。
ここからは、sorasoraさんのキッチンづくりのこだわりにより詳しく迫ります。淡泊ではなく、心地良い身軽さを目指すシンプルの求め方も見えてきますので、これから家づくりをされる方やリノベーションを控えている方はもちろん、『整頓もディスプレイも楽しみたい！』という方もお見逃しなく。
キーワード1 基調にしたのは、清潔感のある明るい白
「キッチン扉はカフェウッドという、シャビーな感じの白を選びました。統一感を求め、トップもステンレスから白に変更。床も白いので、全体的にとても清潔感のある空間にできました。」
キーワード2 大好きな色と大切な思い出に囲まれる
「キッチンの背面や小さなパントリー、収納には大好きなブルーグレーのクロスを貼っています。飾り棚は、孫の絵や家族の思い出の品を飾るプチギャラリーです。これからも家族の大切な思い出を飾っていきたいです。」
キーワード3 収納スペースは、小さくてもとても便利
「キッチンの後ろ側に小さいパントリーと収納スペースをつくってもらいました。庭に倉庫を設置予定なので、今はそれまでの荷物置場になっているのですが、つくって正解の便利な場所です。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
「お気に入りの物だけに囲まれた生活は思いの外、快適です。コンパクトな平屋での生活は、狭くとも悪くありません。これから家づくりをと検討されている方には、ぜひ自分だけのお気に入り空間を目指して欲しいです。それが生活を活き活きと、より楽しく輝かせる近道だなと実感しています。」
まとめ： 活き活きとしたシンプルスタイルのつくり方
sorasoraさんのキッチンはスッキリとシンプルです。でも、淡泊なわけでも、生活感をオフし尽くしているわけでもありません。どこか自然体で、活き活きとしているのが大きな魅力。その理由は、キッチンに必要な物の中に『心を満たす物』が含まれていることでした。好きな色でそろえ、必要な物を厳選し、大切な物で適度に飾る……この心掛けがポイントですね。
また、スペースを有効利用する収納やパントリーのレイアウトは、これから家づくりをする方にとっては見逃せないヒントではないでしょうか？キッチンの後ろに伸ばすことで、他の空間からは死角にすることができたり、程よい奥行きを演出できたりします。ぜひ、sorasoraさんに素敵なコーディネートや工夫とあわせ、間取りの妙も参考にしてみてください。
sorasoraさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい！
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