「ナチュラルで和らげる、心癒やされるモダンな住まい」 by ABA2015さん

「ナチュラルで和らげる、心癒やされるモダンな住まい」 by ABA2015さん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、心地良い非日常感を味わえるナチュラルモダンなインテリアづくりをされているABA2015さんと、そのお宅をご紹介します。ホテルライクと暮らしやすさの見事な両立は、特に必見です。

今回ご紹介するのはこの方です!

夫と小学1年生の息子との3人家族です。独身時代はオーストラリアに4年ほど、その後東京に在住、結婚。昨年、夫の転勤で地元に戻ったのを機にマイホームを購入しました。現在は家事育児の合間に、インテリアショップ巡りをすることが趣味&楽しみです。

穏かに美しく、そして快適に

癒しを感じるホテルライク

香川県某所に建つ新築2階建てが、ABA2015さんご家族のお住まいです。インテリアのテーマは『ナチュラルモダン』。魅力を感じずにいられないのは、洗練されているけれど近寄り難さがないところでした。ホテルライクに上品に整えられていますが、なんとなくあたたかくカジュアルな表情を持ち合わせているのがABA2015さん宅の魅力です。

そう感じさせるのは、ニュアンスでいい味を出している優しい色合いの壁や木のぬくもり、植物たちの自由な表情が、モダンの凛とした雰囲気を和らげているからかもしれません。ステップダウン×折り上げ天井で贅沢なゆったり感を演出するリビングを眺めていると、それは確信に変わります。木製の床と天井、間にある質感のある壁、そしてシンプルなスタイリング。この3つがそれぞれに相乗し、空間が安らぎで自然と満たされていることが写真からも伝わってくるほどですから……。

際立つデザイン美と様式美

ABA2015さん宅のインテリアスタイリングはシンプルです。ただ、けして無難ではありません。選ばれたひとつひとつに個性があります。空間のアクセントとして優秀過ぎるブラックのキッチン、その上を飾るゴールドの照明、ダイニングチェアの大胆なシェイプ。繊細と大胆の駆け引きが絶妙過ぎます。

美しい眺めに見とれていると、生活感の希薄さにも気が付きます。オープンスタイルのキッチンのワークトップはほぼフラットなまま。かといって、見通しを奪うような圧迫感のある収納があるわけでもない。……ご家族3人分+αの日用品やストックはどうされているのかな?と疑問が浮かびます。それらは、ノイズレスな背面収納とキッチンの奥に続くパントリーでしっかり受け止めているのだそうです。

ちなみにパントリーは、リビングイン階段の向こうにあるウォークスルークローゼットに続き、そのまま玄関へと抜けることもできます。このことから予感できる通りABA2015さん宅、ナチュラルモダンに洗練されているばかりか、家事楽動線まで美しいんです。

効率最高のバックヤード

家事動線の美しさが本領を発揮しているのは、玄関からLDKと反対側に進むと出会えるユーティリティーでしょう。パントリーとウォークスルークローゼットと合わせれば、充実した暮らしのバックヤードです。でも、裏側だからと内装やインテリアへのこだわりに違いがないのがABA2015さん宅ならではですね。

ユーティリティの真ん中ほどに便利な室内干しスペースがあり、その奥が脱衣所となっています。すぐ横で乾いた洗濯物を畳めるようにと、収納はあえて奥行きのあるものを選んだと教えてくれました。

そして室内干しスペースの手前は、ABA2015さんが試行錯誤しながらコーディネートされたという、世界にひとつの造作洗面所です。黒を基調に、木目調のタイルで穏やかに仕上げたこちらは『ナチュラルモダン&ホテルライク』の集大成。玄関からすぐ、家事動線の真ん中にある洗面所は使用する機会も多ければ、1日の中で通り過ぎる機会も多いのではないでしょうか。そんな場所がとっておきと呼べるって素敵です。ゲストやお子さんのお友達にもきっと感動に近い驚きを与えているに違いありません。

ABA2015さん宅は、ナチュラルモダンというテーマに真摯なホテルライクな空間でした。最大の特徴は、非日常味あふれる高級感と日常の快適を両立させているところ。そこにはたくさんの工夫とアイデアが詰まっています。穏やかに洗練するインテリアづくりのメソッドと、暮らしのヒントがいっぱいのABA2015さん宅、ぜひ今後も注目してみてください。

ABA2015さん邸の間取り図

ABA2015さん宅は、2階建て3LDK+ユーティリティー、ウォークスルークローゼットという間取りです。パントリーとクローゼットを間に挟み、魅せる空間とそれを支える空間を分けているのが印象的。その全てが流れるようにつながっているのも秀逸です。

ABA2015さんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

ABA2015さん

インテリアのテーマは『ナチュラルモダン』です。モダンになりすぎず、ちょっと癒される感じを残したいと思いました。こだわりは、各スペースというよりは、内装と家具をひとまとめに考え、統一感のあるコーディネートにすること。生活の場であっても、別荘やホテルで抱く非日常感、癒しを味わえるようにしています。また、できるだけ物を持ちすぎないというのもポリシー。定期的に不要な物を処分しています。生活感を見せないために、扉付きの収納もたくさんつくりました。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

ABA2015さん

スイスの家具メーカー、Vitra(ヴィトラ)。ショップは、LIVING MOTIF、コンランショップ、雨晴(食器類)、そして地元高松のインテリアショップ中村谷。セレクトセンスがかなり好みです。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

ABA2015さん

リビング窓のシェードです。窓周りがスッキリ見えるのと、シェードを降ろしたときにカーテンの柄が絵のように見えるところが気に入っています。上げ下ろしで高さを調節できるので、気分で変えられるのも便利です。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

ABA2015さん

人間関係を大切にしています。大切にしているのは、充実した時間を家族や友人と過ごすこと。一緒に色々なところへ出かけたり、体験や時間を共有したり、思い出をたくさんつくっていきたいです。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

ABA2015さん

日本にはまだ出回っていない海外製のインテリア商品や家具などを紹介したり、購入できたりするようなシステムができたら、もっと楽しめそうです。今はユーザーが自身の写真を載せるのがメインですが、そこからさらに何かしらのメリットが得られるようになれば投稿に飽きることなく、モチベーションを保てる気がします。

ABA2015さんのお部屋ギャラリー

クリックすると大きいサイズでみることができます。


ABA2015さんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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