「あたたかく柔らかく、団地で叶えるジャパンディスタイル」 by ricotanさん

「あたたかく柔らかく、団地で叶えるジャパンディスタイル」 by ricotanさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、あたたかく心地いい団地インテリアを楽しむricotanさんと、そのお宅をご紹介します。団地だから……とインテリアを諦めている方は特に必見です。きっと意識が、考え方が変わります。

今回ご紹介するのはこの方です!

約築30年の団地住まい。奥行きが深い押し入れがあったり、キッチンと居間が別れていたり……古い間取りの部屋を、その時々の自分と家族が使いやすいように工夫していくことを楽しんでいます。

工夫を楽しむ、”らしさ”のある暮らし

ほっとする素材感と穏やかな空気感

ricotanさんご家族が暮らすのは、4LDKの間取りの団地です。内装や細部の仕様には、約30年と築年数の経過した団地ならではの雰囲気が宿っています。でも、それを『古さ』にしないのがricotanさんの素敵なところ。ナチュラルかつシンプルなインテリアで飾ることで、『あたたかみ』や安心する『懐かしさ』として楽しまれています。

歩を進めると、待っていたのはゆったり安らぐロースタイルのリビングでした。バランスよく配置された北欧風の優しい色合いやデザイン、余白をそっと彩るグリーン……それは居心地の良いシンプルスタイルのお手本と言っても過言ではないでしょう。素敵なんだけれど無理した感じがなく、あくまで自然体で美しいのがなんともおしゃれ。

ricotanさんのインテリアのイチオシは、リビングにあるテレビ台なのだそうです。ソファに座ると必ず視界に入るテレビ台をお気に入りにしたら、リラックスタイムがさらに心地よくなったと話してくれました。こちらのテレビ台、ノイズレスなデザインですが、扉を閉めたままでもきちんとリモコン操作ができるとのこと。そんな機能性も愛着が深まる理由だとricotanさんは語ります。

すっきりと気持ちも整う整頓術

シンプルな暮らしの実現には、効率の良い整理収納術が秘められているものです。リビングの横から続くキッチン・ダイニングに雑多な生活感がないところからは、ricotanさんの収納が素晴らしいものであることがうかがえてきます。

レイアウトとしては、築古の団地ならではの壁付I型のキッチン×ダイニングスペースです。となるとつい、不足しがちな収納拡張として、正面奥の壁に大きなカップボードを置きたくなるのが人の性ではないでしょうか?しかしながら、ricotanさんはそこに腰高程度の棚を選んでいます。その分、余白が生まれ、全体の印象を軽やかにしているのは特徴的です。

さらに並ぶ家電のデザインや色が揃っているから、本来それらが醸し出すはずの生活感がなく、むしろ洗練された雰囲気を作り出しています。驚くのは、電子レンジなどが収まる素敵な棚は、DIYということ。なんとなく玄関にあった下駄箱と似ているなと感じた方もいらっしゃるかもしれません。玄関の下駄箱もやはりDIYされたものでした。ぜひ、今一度見返してみてくださいね♪

いい仕事をする、団地っぽさ

DIYで家具を作ると、そこに『らしさ』が宿るのは必然です。つくり手のらしさでもあれば、使い勝手よくサイズや仕様を考えられているからその家のらしさとも言えます。でも、DIYはハードルが高いな……と感じる方もきっといるはず。大丈夫です。見方を変えたり、使い方の先入観を改めたりする『工夫』でも十分、その素敵な『らしさ』を表現することはできるから。そんなことを体現してくれているのが、ricotanさん宅の寝室です。

シンプルに和と洋の利便性が融合したオープンクローゼット。こちらは、団地ならではの奥行きの深い押入れ改造によるものです。フレームに残る押入れ感と、押入れならではの堅牢さが、ほっとするぬくもりとして活かされているのが良いですね。

築古の団地には、和室が多かったり、収納の仕様が日本風だったり……ちょっと洋風の要素を入れ始めた頃の手探り感だったりが残っていることが多いと思います。ricotanさんは、DIYや工夫によってそうした団地の『味』を北欧モダンやシンプルナチュラルと融合させていました。そうして表現されたのは、まさに和と北欧を3:7くらいで掛け合わせた心安らぐ『ジャパンディスタイル』。団地っぽさがいい具合で、いい仕事をしていると思いませんか?きっとこれからもさまざまなアイデアやセンスを見せてくれるはずですので、ぜひ引き続きricotanさんの日々とインテリアに注目してみてください。

ricotanさん邸の間取り図

ricotanさん宅は4LDKの間取りです。リビングと適度に空間を分けたキッチン・ダイニングは、玄関側の廊下ともつながり、回遊性があります。すっきりとしたインテリアと合理的な間取りのコラボレーションもricotanさん宅ならではの魅力です。

ricotanさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

ricotanさん

家族で暮らす空間はあたたかみがある方が良いなぁと思うので、家具は木目調のもので揃えています。布ものは白やベージュ、グレーを選んで柔らかい印象に。家電はなるべく黒で揃えてアクセントにしています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

ricotanさん

LOWYA、アデペシュなど

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

ricotanさん

LOWYAのトイレットペーパーホルダーです。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

ricotanさん

読書です。古神道の考え方や土井善晴さんのお料理の在り方などを本から学んでいます。若い頃は海外の人々の暮らしに憧れていましたが、40代になり改めて日本人の昔からの暮らし方や考え方が自分にはしっくりくるな、と。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

ricotanさん

RoomClip初心者なので、イベントなどにも参加してみたいと思っています。

ricotanさんのお部屋ギャラリー

クリックすると大きいサイズでみることができます。


ricotanさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

最近見た商品

リラックス空間を作る癒しの照明アイデア集

関連記事

RoomClipショッピングの関連リンク