RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、上品なフレンチナチュラルスタイルで暮らしをコーディネートされているcarincoさんの、すっきりとインテリアに馴染むキッチンをご紹介します。
去年の3月、小さい頃からの憧れがいっぱい詰まったお家が完成しました。 家族3人でほのぼの暮らしています。 すっきりとしたフレンチテイストが好きで、その中に所々アンティークがある雰囲気に憧れます。 片付け、収納が苦手なので、あまり物を置かないよう気をつけながら暮らすようにしてます。 まだまだ自分らしいお家作りを目指して日々勉強中です。
家族とつながりながら、楽しく立っていられる場所
carincoさん宅のキッチンは、ホワイトベースに程よくウッドカラーのアクセントが利いた、ほのぼのと心安らぐ空間です。開放感のある間取りや、さりげなく取り入れられたロマンティックなアンティーク系のインテリアたちが、そんな空間をより上質に仕上げているよう。まずはcarincoさんにとってキッチンがどんな存在なのか、どんな点にこだわりや思い入れがあるのかからお話を聞いてみましょう。
「我が家のキッチンは、1階から2階まで家全体を見渡すことができる位置にあります。 2階で遊んでいる子供が吹き抜けを通して話しかけてきたり、料理をしながらも家族とのつながりを感じられる場所です。 以前は、料理は『作業』という気分であまり好きになれませんでした。でも、このキッチンになってからは、本当に料理が楽しくなって、少し腕も上達したかな?と思います。」
暮らしの中心でワクワクを発信する、ペニンシュラキッチン
なるほど、キッチンカウンターの正面に広がるリビングが吹き抜けになっているので、LDKだけでなく2階ともつながりを持てるんですね。これなら、キッチンに立つcarincoさんだけでなく、ごはんを楽しみにしているご家族のワクワクもどんどん膨らむのではないでしょうか?また、ペニンシュラタイプなので、LDK全体の動線が滑らかなのも魅力的です。「暮らしの中心」とも言える位置にあるキッチンですから、インテリアとのバランスや収納などには特に、気を使われたと思います。ここからはその点についてさらに詳しく伺っていきます。オープンなキッチンに憧れるけど、生活感も強く出てしまいそうで心配……なんて方も是非、参考にしてみてください。
キーワード1 空間に溶け込む、インテリアのような白いキッチン
「リビングに大きな吹き抜けを取り入れたのも、開放感たっぷりのお家にしたいという思いがあったからです。キッチンは主張し過ぎず、LDK全体に自然と馴染むスタイルにしたいと思い、白で統一しました。 カウンター前の収納の高さも、できるだけフラットになるよう低めに作ってもらっています。お陰で、圧迫感のないすっきりとした仕上がりになりました。」
キーワード2 機能的なブリックタイルのアクセント
「全体的に白の割合が多いので、アクセントとしてコンロ周りはブリックタイル張りにしました。 油はねも吸収してくれるので、汚れや匂いも気にならず、お手入れも最小限で済みます。マメに掃除ができない性格のわたしには、ぴったりでした。」
キーワード3 ポイポイしまえる、大容量収納
「家の中には家具を極力置かなくていいように、キッチンに上下セパレートのキャビネットを作っていただきました。 上には食器類、下には炊飯器やトースターといった家電類まで収まるようにしてもらっています。 キッチン前にも収納を作ってもらい、大量の書類や本、薬箱や工具箱などなど、置き場所に困る物たちをポイポイ収納しています。そのため、家の中がごちゃごちゃすることなく、すっきりさせることができ、本当に助かっています。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
「以前住んでいたマンションのキッチンでは、自分らしさがよくわからなくて、とりあえず雑貨をごちゃごちゃと並べては『可愛いキッチンにしたいなー』と漠然と考えてました。
実はズボラで片付け下手なわたしには、自分らしさどころか全く性に合わないキッチンだったなぁ……と思います。
今は、雑貨屋さんに行っても、1つ1つ手に取って本当に自分のキッチンに必要なのかをよ〜く考え、吟味してから取り入れるようにしてます。
キッチンを全体から眺めて、『これはいらないな』と思ったら迷わず手放すようにもしてます。
ただ可愛いものをたくさん揃えていくのではなく、今ある1つ1つを見直して、本当に自分に必要なものはどれか考えるうちに、少しずつ自分らしいキッチンが見えてくるのではないでしょうか。」
まとめ: 収納にもインテリアにもなる万能な場所づくり
carincoさんは、暮らしの中心に収納力の高い「白い」キッチンを置くことで、キッチンだけでなく住まい全体をすっきり快適にしていました。開放感たっぷりで、家中を見渡せる場所だから、キッチンの周りには、きっと家族が自然と集まるはずです。そんな場所に、生活に必要なものがすっきり収まっている……機能性も佇まいも贅沢に叶えた理想的なキッチンではないでしょうか。アクセント効果とお手入れのしやすさを引き出してくれる、ブリックタイルづかいもとても参考になります。キッチンであり、収納であり、インテリアでもあるこの場所は、快適な住まいの中心で縁の下の力持ち。正に万能な場所と言えます。
最近では、ペニンシュラやアイランド、対面カウンター、など家族とつながれるオープンなキッチンに憧れを抱く方も多いと思います。でも、「生活感はオープンにしたくない……」「インテリアのようなキッチンにしたいけど、機能性も大切にしたいし……」なんてお悩みもつきものですよね。そんな時は是非、carincoさん流のキッチンづくりを参考にしてみてください。すっきりと開放的、でも無理なく暮らせるキッチンのヒントがたくさん詰まっています。
carincoさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!