RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、まるでインテリア雑誌から飛び出してきたような、すっきりと穏やかに洗練されたインテリアづくりをされている、hashiokiさん宅のキッチンを拝見させていただきました。レイアウトやコーディネートの工夫を、じっくりとお伺いしていきます。
10年経っても大満足!きちんと使える快適空間
hashiokiさん宅のキッチンでまず印象に残るのは、横に長いレイアウトです。インテリア然とした大胆かつ、シンプルなそのレイアウトを、優しい白×植物の瑞々しいグリーンを基調にしたコーディネートで洗練されています。また、ペンダントライトや取っ手などに見られる少量のマットブラックが、全体をキリッと引き締めているのも絶妙です。まずは、素敵なレイアウトやコーディネートを生み出す、hashiokiさんのこだわりからお伺いしてみましょう。
「こだわりはI型キッチンとダイニングテーブルのレイアウトです。以前に住んでいた家のキッチンは対面式で、食卓とキッチンの行ったり来たりが負担でした。そして、多少散らかっていても問題ないのが利点の対面キッチンだったのですが、ずぼらな私は、ついそれに甘えて散らかしっぱなしにしてしまうことも……。
家づくりに際して、このレイアウトを選んだことで、配膳・片付けは振り向くだけですむようになり、とても楽になりました。家族との食事はもちろん、ひとりの食事もパパっと済ませられるのも◎です。また、リビングから丸見えなので、なるべく散らかさないよう心掛けるきっかけにもなりました。なにより、このレイアウトのお陰で、家族も気軽にキッチンを利用するようになり、孤独感がありません。10年使っても大満足のキッチンです。」
住まいを見通す、ロングな壁つけI型
hashiokiさんこだわりの横に長いキッチンは、平屋3LDKの間取りの中心にあります。そこに立ち作業しながらでも、リビング・ダイニングはもちろん、住まい全体の気配を感じることができそう。居心地も、動線も、眺めも抜群だから、長く使っても飽きや不満知らずの『大満足』が続くのかもしれません。
ここからは、そんな満足度の高いキッチンの中でも選りすぐりの、とっておきポイントを教えていただきます。特徴的なレイアウトの魅力から、コーディネートのコツ、より便利にするアイデアなど盛りだくさんですので、これからキッチンづくりをするという方も、キッチンを見直したいという方も必見です。
キーワード1 インテリアの一部になる、横長レイアウト
「普通ならシンクと向かい合わせに置くカウンターを、シンクと横並びにレイアウトしています。冷蔵庫も含めると、約6mほどの横に長いキッチンになりました。こうしたことで、気に入って選んだシステムキッチンを、インテリアの一部として見せることができるのが嬉しいです。また、間仕切りをアーチ壁にしたので、リビング側キッチン側、双方からの眺めが良いことも気に入っているポイント。 ちなみに、キッチンにおいたテーブルは家族用で、来客時はリビングにあるダイニングテーブルを使います。」
キーワード2 色数と生活感を抑えたコーディネート
「キッチンもインテリアの一部です。色を白・黒・茶の3色に抑え、そこにグリーンをプラスすることで自分好みの空間にまとめました。生活感の出る家電やゴミ箱などは、パントリーに置いています。パントリーは引き戸なので、普段は行き来しやすく開けたままです。
最近、シルバーだったキッチンの取っ手をペンキで黒に塗り替え、照明も黒いペンダントライトに替えました。たったそれだけですが、リフォームした気分です。」
キーワード3 キッチン横につくった、便利なワークスペース
「キッチン横に、PCデスクと書類棚を置いています。壁にはマグネットボードをつけました。大きめのデスクにしたので、 子供たちが勉強に使うこともあります。家族みんなが使えるワークスペースです。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
「毎日使うキッチンの居心地が良いと、家事のストレスが減ります。いろいろなキッチンを見て(できれば使って)自分のこだわりポイントを見つけてみてください。既成のキッチンにとらわれず、自分だけのオリジナルキッチンをつくるのも楽しいと思います。」
まとめ: 自分らしく、満たされるカタチを見つける
どのスタイルが自分に合っているのか、どんなレイアウトならストレスなく使えるのか……キッチンの在り方は、十人十色です。正解を見つけられるのは、きっと自分だけ。だからこそ、いろいろなキッチンを見て、使った経験から導きつくったhashiokiさんのキッチンは、唯一無二のカタチに洗練されていて、魅力的です。特に、横長の壁つけI型の収まりの良さ、建具や壁との統一感、それらはどことなく完成されたオブジェやアートのような美しさすら感じさせます。ヨーロッパの街並みやレストランの内装にも似た、アーチ型のの開口がつくり出す非日常感が、その美しさを一層際立たせているのも素敵です。
hashiokiさんのキッチンづくりは、見た目はもちろん、こだわりのレイアウトによる抜群の使い勝手も魅力的でしたね。壁つけI型のスタイルをとることで、大きく空いた空間に家族用の食卓を置いたり、横にはそれぞれが使いやすいワークスペースがあったり、空間を生かす工夫がたくさん詰まっています。既成のカタチに捕らわれず、本当に心地良く使えるの在り方を見つけたhashiokiさんのキッチンづくり、ぜひ参考にしてみてください。
hashiokiさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!
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