「つくりながら・飲みながらが叶う、北欧モダンなセパレートキッチン」 by azutsumugiさん

「つくりながら・飲みながらが叶う、北欧モダンなセパレートキッチン」 by azutsumugiさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は伸びやかに洗練された北欧モダンな暮らしづくりをされているazutsumugiさんに、インテリアの中に何気なく溶け込むキッチンに込めたこだわりをたっぷりお伺いしていきます。

夫婦と猫で暮らしています。マンション購入を考えたときに、新築よりも自分たちらしくできるフルリノベーションを選択。私が一目惚れした家を設計した建築家さんに直接お願いしました。かなり個性強めの設計ですが細かいオーダーはせず、設計士さんの個性と知識でデザインしてもらいました。もちろん暮らしやすさも最高です。フルリノベーションをして本当に大満足で、これからの長い生活を楽しんでいきたいと思います。

贅沢な『ながら』時間を楽しめる空間

フルリノベーションによって、より自分たちらしさを大切に表現したというazutsumugiさん宅は唯一無二の魅力であふれています。建築的意匠、素材の組み合わせ、洗練された上質なシンプルさ……とにかくどこを見ても、魅せられずにはいられません。そして拝見させていただくキッチンは、そんな空間の中に何気なくあります。インテリアの一部として溶け込む美しい佇まいがとても印象的。スタイルも珍しいと感じるのですが、どのような思いからこのカタチ・この佇まいに辿りついたのでしょうか?まずはその辺りのお話から教えてください。

azutsumugiさん

「リノベーションの際、設計士さんに唯一リクエストしたのが『友人が遊びにきたとき、料理をしながらお酒が飲める空間にしたい』『夫婦だけのときも、お酒を飲んで会話しながらおつまみ作りもできるといい』ことでした。結果、セパレート型になりました。2人での作業もしやすくて、とても快適です!」

隔たりを感じない、セパレート型

azutsumugiさんのお宅は、全体的に斬新な間取りとレイアウトをしています。キッチンも、壁付けのシンクパートとアイランドのIH付き作業台にセパレートしたちょっと珍しいスタイル。セパレートのレイアウトも一般的な平行ではなく、T字風になっているのが特徴的です。このカタチが、キッチンスペースとして割り振られた中にazutsumugiさんの要望をバッチリ落とし込んでいるんですね。

ここからはそんな特徴あるキッチンをより自分たちらしく仕上げていくコーディネートの工夫や、オープンキッチンならではのこだわりに詳しく迫ります。『インテリアのようなキッチンにしたい、生活感を希薄にしたい』と考えている方も必見のアイデアがたくさん登場しますので、お見逃しなく。

キーワード1 我が家のシンボル、ペンダントライト

azutsumugiさん

「家づくりをはじめて、家具の中で最初に決めたのがキッチンのペンダントライト(Secto DesignのOcto small4241)でした。フィンランドの建築家によるデザインで、明かりをつけるとまた違った雰囲気を楽しませてくれます。

意識したのは、『お酒の似合う落ち着いた空間』。ペンダントライトに合わせて、椅子も北欧モダンを代表するインテリアブランド『Artek』のものを選んでいます。テーブルはこのふたつに合う素材でオーダーしました。」

キーワード2 オープンスタイルだからこだわった、設備のデザイン性

azutsumugiさん

「オーブンなキッチンなので、IHや水栓などの設備はデザイン性も高いドイツ製のものを採用しています。予算の都合で、全て望み通りにはできなかったのですが……泣。冷蔵庫やレンジ、炊飯器といった生活感につながる家電は、表からは見えないパントリーに配置しています。」

キーワード3 景色を見ながら料理できる調理台

azutsumugiさん

「調理台が窓に向けて設置されているのも、我が家のキッチンの魅力です。料理や片付けをするとき、正面の景色を楽しみながらできます。窓の向こうの眺望がいいので開放感が最高です。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

azutsumugiさん

「キッチンはお金をかけようと思ったらいくらでもかけられます。希望を詰め込むと簡単に予算は大幅にオーバーします。予算に余裕がある方は問題ないと思いますが……、限りある予算の中でこだわりたい方は『ここだけは譲れない』という部分をはっきりと決めておくのがいいかもです!」

まとめ: あらゆる意味で拓けたスタイル

azutsumugiさん宅のキッチンは、あらゆる意味でオープンでした。単に壁やドアによる仕切りがないというだけではありません。料理をしながら、お酒を飲みながら、景色を楽しみながら、時には在庫の確認をしながら……たくさんの『ながら』を叶えるシームレスさでとことんひらけています。セパレートスタイルだから、水仕事をする人・火を使う人、と分担しやすいのも素敵でした。そればかりか、冷蔵庫がパントリーにあるので、氷や作り置きを取りに行く人が別にいてもお互いの動きを邪魔することがなさそう。その場にいる全ての人が、自由に楽しくひと時を過ごす様子が自然と目に浮かびます。

また、設備のデザイン性や道具の見せ方、パントリーの活用術も参考にしたいポイント。生活感を希薄にしつつも、キッチンとしての活動性やぬくもりは大切にするazutsumugiさんのスタイリングに憧れる方は多いのではないでしょうか?ぜひ、今回教えていただいたアイデアや工夫、アドバイスをキッチンを自分らしく導く一助にしてみてくださいね。


azutsumugiさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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